オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社(本社:東京都江東区、社長:佐藤 厚範、以下「OREM」)は、このたび、蓄電所の運営・維持管理業務(O&M)の受託サービスを開始しますのでお知らせします。
OREMは、2018年の設立以降、オリックスグループが運営するメガソーラーをはじめ、日本全国で186カ所、計約700MW
※1の太陽光発電所のO&Mを受託しています。太陽光発電所では、AIなどのデジタル技術を活用した予防保全型のO&Mにより、オリックスグループからの受託容量(約400MW)に対し、開始後1年でPR 値
※2を4%以上改善するなど、発電量の最大化に貢献してきました。太陽光発電所のO&Mで培ったノウハウと技術力、電気主任技術者75名
※1の人材力などを生かし、今後は全国の蓄電所向けにO&Mサービスを展開します。
このたび、初の蓄電所向けサービスとして、関西電力とオリックスが2024年中の運転開始を目指す「紀の川蓄電所」
※3における建設中の保安監督業務および商業運転開始後のO&Mを受託します。O&Mでは、蓄電所内の設備点検や修理のほか、除草を含めた場内管理や部品の在庫管理などを請け負い、高効率な運営を図ります。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの主力電源化が推進される一方、太陽光発電などの自然エネルギーは日射量や風況といった天候により発電量が変動しやすく、発電量不足による需給ひっ迫や供給過多に伴う出力抑制などが日々発生しています。発電量の変動を抑制し、安定的な電力を供給するためには蓄電所の普及拡大が必要不可欠です。
OREMは、これまでの太陽光発電所に加え蓄電所のO&M拡大を通じて、再生可能エネルギーの普及促進と、社会インフラである電力の安定供給に貢献し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 2024年2月時点
※2 Performance Ratio(発電所の生産性を数値化する産業標準指数)最大出力値に対して得られた発電量の割合
※3 2022年7月14日付ニュースリリース:関西電力との共同事業、2024年に運転開始 蓄電所事業に参入(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/220714_ORIXJ.html)