『ぼくはマハロ』4/19(金)発売【新刊情報/梓書院】
小学校の養護教諭として、がん教育やいのちの授業をしてきた自分に、ある日突然告げられた「卵巣がん」。
「なんで私が?」「怖い…」――でも。だからこそ、伝えられる言葉がある。
作者自身が感じた葛藤・想いを愛犬・マハロの視点で綴った、いのちの輝きを感じる絵本、『ぼくはマハロ』を梓書院(本社:福岡市)より発刊いたしました。
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ぼくはマハロ
ハワイの言葉で『ありがとう』っていう意味なんだって
ぼくはこの名前がとーっても大好き
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ひーちゃんとつくる絵本プロジェクト
2023年5月。
「絵本が作りたいんよ」
小学校で養護教諭として、がん教育やいのちの授業を精力的に行ってきた中、「卵巣がん」を患った作者・かじはらさん。闘病の中で「今こそ生の言葉で"いのちの授業"を」「絵本を携えて、全国を周りたい!」と、中学時の後輩であり、同じ「卵巣がん」を経験したイラストレーターのやまもとさんへ相談したことから、二人の絵本プロジェクトがスタートしました。
毎日LINEで「おはよ~♪」と交わしながら、イラストについてやりとり。この場面にはどんな思いを込めたいのか、いのちの「キラキラ」をどう伝えるか…。しかし、イラストが形になっていくのとは裏腹に、かじはらさんからの返信は途絶え始めていくのでした。
2023年9月11日。
イラストが全て完成し、印刷へ踏み切る直前というタイミングでかじはらさんはこの世を去りました。
「絶対に、絵本を持って、全国へ一緒に行こう!」
かじはらさんの想いをつなぐべく、そして彼女とした約束を果たすべく、やまもとさんは絵本を個人で出版することを決意。
こうして二人の想いのもと、絵本『ぼくはマハロ』は生まれたのです。
絵本の輪は全国へ ~広がれひーちゃんの輪~
完成した絵本はかじはらさんの同級生や元同僚の方々の注文や助けによって、瞬く間に広がっていきました。
さらに、絵本を取り扱ってくれた福岡の個人商店・書店さんでも口コミで広がり、絵本の輪は個人では抱えきれないほどの大きさに。
やまもとさんの手元にあった3000冊は誰かの手元へ旅立ち、完成からわずか半年足らずでもう残りわずかとなったのでした。
そうしてこの度、重版出来とともに絵本は全国の書店へ。
さらなる誰かのもとへ、絵本の輪は広がり続けます。
今や日本人の2人に1人がなる時代と言われている「がん」。
誰もがいつか、どこかで出会うもの。
その時、私達はどう「生きる」のでしょうか。
□商品概要
・書籍タイトル:『ぼくはマハロ』
・文:かじはらひでこ/絵:やまもとみなこ
・形態:A4横変形判(205×277mm)、ハードカバー、24ページ
・定価:1,650円(本体1,500円+消費税10%)
・発売日:2024年4月19日(金)
・販売先:全国書店、amazon等
・販売元:株式会社梓書院
□著者プロフィール
文・かじはら ひでこ
小学校で養護教諭として勤務。がん教育やいのちの授業を精力的に行ってきた中、「卵巣がん」を患う。闘病の中で「今こそ生の言葉で『いのちの授業』が出来る!その為にも絵本を携えて、全国を周りたいんよ!」と、中学時の後輩であり、同じ「卵巣がん」を経験したイラストレーターのやまもとさんへイラスト執筆をお願い(2023年5月)。絵本プロジェクトをスタートさせる。享年46。
絵・やまもと みなこ
福岡県うきは市&鹿児島県屋久島在住イラストレーター。かじはらさんの相談を受け、イラスト執筆を開始。印刷直前のタイミングで亡くなってしまったかじはらさんの想いをつなぐべく、個人での初版出版に踏み切る。
□読者・報道機関からのお問合せ先
・株式会社梓書院 担当:井上
・tel : 092-643-7075(9時~18時 土・日・祝日を除く)
・ホームページ:
http://www.azusashoin.com
□梓書院とは
昭和47年(1972年)に福岡県で創業、令和4(2022)年に50周年を迎えた出版社です。創業より作り上げてきた書籍点数は1600冊を超えるまでとなり、これからも地元福岡はもとより九州に根ざした書籍作りを通して、より豊かな文化の向上に寄与していきたいと考えています。
・所在地:〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代3-2-1麻生ハウス3F
・代表取締役社長:田村志朗
・事業内容:図書出版(実用・一般書/郷土史・古代史/小説・エッセイ/詩・句・写真集/自分史etc)、マンガ制作(郷土の偉人・歴史マンガシリーズ制作出版/PRマンガ制作/社史マンガ制作etc)、各種企画制作(社史・記念誌制作/広報誌制作/電子ブック制作)等