武庫川女子大学は、病気療養で入院や通院をする子どもに付き添う家族の滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を全国で展開する「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」、兵庫県でマクドナルド店舗を展開する「日本マクドナルド株式会社フランチャイジー 有限会社ステイブル」との間で包括連携協定を締結することとなり、10月8日、武庫川女子大学中央図書館グローバルスタジオで締結式を行いました。協定締結により、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を通じた病気の子どもとその家族の支援をはじめ、さまざまな課題解決を担える人材の育成、研究力の向上や地域貢献を3者が連携して目指します。ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが大学と連携協定を結ぶのは全国で2例目、関西では初めてです。
武庫川女子大学では、経営学部が2022年度からマクドナルドと「サスティナビリティ人材育成」のための産学連携プロジェクトに取り組んでいます。兵庫県で唯一の「ドナルド・マクドナルド・ハウス 神戸(神戸ハウス)」への支援を視野に、関係者から講義を受けるとともに、「神戸ハウス」の見学、マクドナルド店舗での研修等に学生が参加。附属高校の生徒や近隣の高校にもプロジェクト参加の動きが広がっており、全学的な取り組みに発展させようと、今回の協定締結に至りました。
式では3者の代表者がそれぞれ挨拶に立ち、期待を語りました。武庫川女子大学の瀬口和義学長は「本学は12学部21学科の幅広い学びの分野があり、ケアに関わる学部も多いことから、ドナルド・マクドナルド・ハウスに対し、様々なサポートができると考えています。学生にはこの活動を社会を知るステップとして地域の一員であることを自覚し、地域活性化に貢献してもらいたい」。
日本で「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を12施設運営する公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの岩中督理事長は「ハウスの運営はすべて寄付とボランティアに支えられています。少子化の今だからこそ、子どもの笑顔を守るため、家族を中心としたファミリー・センタード・ケアの重要性を提唱し、小児医療と地域社会を支えたい」。
兵庫県でマクドナルドを14店舗運営する日本マクドナルド株式会社フランチャイジー 有限会社ステイブルの田中久則代表取締役は「協定を通じて若い人を中心にハウスへの支援活動が活性化し、日本におけるボランティア文化の醸成につながることを期待します」と話しました。
式ではまた、経営学部谷口ゼミの学生が活動の概要をプレゼンテーションしました。プレゼンに参加した学生は「ハウスで清掃などのボランティアをしたことで、ハウスの意義を知り、募金などにも目を向けるようになった」「活動を通してこれまで気付かなかったことに気付くことができた。これからもさまざまな立場の人をサポートしたい」と話していました。
10月20日を中心に全国のマクドナルド店舗で行われるチャリティーイベント「青いマックの日」では、学生たちがボランティアとして店頭に立ち、募金を呼びかける予定です。
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