片柳学園と Autodesk、AI やデジタル化に対応したものづくり人材育成「オートデスクイノベーションセンター」を共同開設
2025 年 2 月、日本工学院八王子専門学校内に
当センターは、設計・製造分野の未来を担う人材の育成に向けて、2024 年春に教育機関として国内初となる片柳学園と Autodesk の間で締結した覚書(MOU)の内容を受けて設置されました。
ものづくりや設計、エンジニアリング、製造、AI による自動形状生成技術(ジェネレーティブデザイン)、ならびに関連する業界の専門的な教育内容を提供し、最先端の技術とアイデアを共有・開発する場として設計されています。今後必要となるデジタル製造プロセスを考慮した、デジタル加工機器や 3D プリンターなどの設備を使用し、AI 活用や解析・設計のデジタル化や自動化など、学生たちが未来志向のプロジェクトに取り組むためのスキル習得を支援します。また、「Autodesk Fusion」(注1)のトレーニングプログラムや学生による実証プロジェクトも提供され、設計をはじめとするイノベーション、材料の研究、機械加工、ファブリケーションなどのワークフローをサポートします。
両者は、MOU の内容に沿って、教育ライセンスの導入支援、教員向けの「Autodesk Fusion」トレーニングの提供、カリキュラムの共同開発、「Autodesk Fusion」の AI 機能であるジェネレーティブデザインを活用した学生プロジェクトの支援等を段階的に行っています。
本校は、6 カレッジに 99 の専門分野を設置しており、当センターの開設を通してテクノロジーカレッジのロボット科や機械設計科を中心とした次世代のものづくりを担う人材育成の理想的環境づくりを推進してまいります。
(注1) Autodesk Fusion:Autodesk 社が提供する、CAD/CAM/CAE/PCB を統合したソフトウェア
写真 1 2025 年 2 月 5 日に行われた開所式の様子
写真 2 オートデスクイノベーションセンター内部
片柳学園様とのパートナーシップの一環として、このたびオートデスクイノベーションセンターを開設することができましたことを、大変嬉しく思います。ひとりでも多くの学生が、当センターにて 3D 技術や AI を駆使した最先端のものづくりに触れ、実践的なスキルを磨き、将来、世界を相手に大きく羽ばたいていってくれることを願っております。
Autodesk, Inc. エデュケーションエクスペリエンス フィールドエンゲージメント アジアパシフィック&日本統括 ディレクター コンウェイ・ゴーのコメント
日本の高度なものづくりをデジタル化、ならびに AI と共存するスキルが学べる施設の開設はとても喜ばしいことです。Autodesk Fusion をはじめとした、最新のデジタルテクノロジーと設備を融合したオートデスクイノベーションセンターで学生たちが実践的なスキルを学び、新しい時代を築いていくことを期待しています。
■学校法人片柳学園について
学校法人片柳学園は、大学・大学院、専門学校、日本語学校を有する総合学園です。1947 年に開校した日本工学院は、東京・蒲田、八王子、北海道・登別にキャンパスを持つ日本最大級の総合専門学校で、クリエイターズ、デザイン、ミュージック、IT、テクノロジー、スポーツ・医療の 6 カレッジを擁し、これまでに約 26 万人の卒業生を輩出してきました。1986 年に開学した東京工科大学は、東京・蒲田と八王子にキャンパスを構え、コンピュータサイエンス、メディア、工学、応用生物、デザイン、医療保健の 6 学部および大学院を有しています。
■Autodesk, Inc. 概要
1982 年に設立した Autodesk は、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。
サステナブルな建築物から次世代自動車、デジタルファクトリー、最先端技術を駆使した映画やゲームにいたるまで、ありとあらゆるものづくりのデザイン・設計・創造をテクノロジーの力でサポートしています。建設、製造、メディア & エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。
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