94歳、看護師。ナイチンゲール記章受章の川嶋みどり著『私的高齢者ケア論―リアルな老いから考える、新しいケアのかたち』5/19刊行

株式会社医学書院

株式会社医学書院 (所在地:東京都文京区、代表取締役社長:金原 俊)は、新刊書籍『私的高齢者ケア論―リアルな老いから考える、新しいケアのかたち』(著:川嶋みどり)を2025年5月19日に刊行します。
 
◆94歳、看護師。当事者として考える、これからの高齢者ケア
  • 日本を代表する看護師・看護学者として著名な川嶋みどり氏が、自らの加齢による変化を辿りながら、長年の看護師としての経験、老年看護学担当教員としての視点を重ねて高齢者ケアを捉え直す、個人的かつ主観的な高齢者ケア論。
  • 高齢者は同質な老年期集団ではない。
    当事者として経験する「老い」は、こんなにも多彩で、新鮮な驚きに満ちていた。
 
◆目次
  • 序章 多様な高齢者像
    1.ごく私的な老いの実感から
    2.加齢と老い(老化)は必ずしも一致しない
    3.高齢者は同質な老年期集団ではない
    4.老いても成長し続ける存在として
  • 第1 章 高齢者の生活と生活行動
    1.生活と生活行動
    2.高齢者の生活行動
  • 第2 章 高齢者の心身の不具合
    1.高齢者に特有な不具合とその対処
    2.未病状態の高齢者
  • 第3 章 高齢者の思いと行動
    1.スローテンポを理解して
    2.高齢者特有の事故防止
      ──暮らしの中の安全性
    3.高齢者の願いに耳を傾けて
  • 第4 章 認知症も和らぐ老いの輝き
       ──長期記憶のサブシステムから
    1.認知症高齢者へのケアの基本
    2.快適刺激による記憶再生の根拠
    3.心地よい記憶へのアプローチ
  • 第5 章 高齢者の自助と共助
    1.脳卒中後遺症で右片麻痺の母と暮らす
    2.リタイア看護師のキャリアを活かす

◆著者プロフィール
  • 川嶋 みどり
    1931年京城(現・ソウル)生まれ。2003年日本赤十字看護大学教授、2005年看護学部長・同看護実践・研究・教育フロンティアセンター長、2011年同名誉教授。
    日本を代表する看護師、看護学者として著名。2011年の東日本大震災に際して、「未知の脅威もあるなか、60歳以下はそれぞれの現場を守っていてほしい、高齢者世代で向かおう」と看護団を募り組織化し、被災地支援を10年間にわたって継続した。
    1995 年第4回若月賞、2007年第41回ナイチンゲール記章、2015 年第1回山上の光賞。著作多数。

◆書誌情報
  • 書名:私的高齢者ケア論―リアルな老いから考える、新しいケアのかたち
  • 著:川嶋みどり
  • 刊行:2025年5月19日
  • 判型・頁:B6・184ページ
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)
  • ISBN:978-4-260-05617-5
書籍詳細とサンプルページは下記弊社公式ウェブサイトをご参照ください。
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/91155


【株式会社医学書院について】
1944年の創業以来、「専門書出版社としての役割と責任を自覚し、医学・医療の進歩に必要な専門情報を的確に伝え、医学・医療の発展と社会の福祉に貢献すること」を使命として、常に最新の医学・医療情報を提供しています。
治療年鑑『今日の治療指針』、看護学生向け教科書シリーズ『系統看護学講座』など幅広い領域の専門書籍・雑誌を出版しており、毎年百数十点におよぶ書籍を刊行しています。近年では、Web配信サービス、電子書籍、電子雑誌、セミナー、オウンドメディアなど様々な形でのコンテンツ作成に取り組み、多くの医療専門職、学生の方々からご支持をいただいております。

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