株式会社医学書院 (所在地:東京都文京区、代表取締役社長:金原 俊)は、新刊書籍『脳性麻痺児のための粗大運動評価日本語版 GMFM-66 & GMFM-88』(監訳 近藤和泉)を2025年8月18日に刊行します。
◆粗大運動評価のゴールドスタンダード=GMFMの日本語版マニュアル最新版!
- GMFM(粗大運動能力尺度)は,脳性麻痺の子どもたちの運動機能レベルを評価するためのテストとして開発され、世界的に広く用いられています。
- 臨床,研究の両面で使え、単なる機能評価だけでなく、目標設定とそれに向けての進捗段階を知るうえで極めて有用な方法です。
- 短縮版の事例とスコアリングシートを収載し、臨床現場で活用しやすいアプリケーションを実例で紹介します。
- 日本語版オリジナル実践ガイド付きです。
◆目次
Chapter1 粗大運動能力尺度(GMFM)の概要
Chapter2 概念的背景
Chapter3 GMFM-88の開発と妥当性検証
Chapter4 GMFM-66の開発と妥当性検証
Chapter5 GMFM-66の2つの短縮版の運用
Chapter6-1 GMFM-88およびGMFM-66の運用および採点のガイドライン
Chapter6-2 GMFM-88とGMFM-66の項目採点ガイドライン
Chapter7 GMFM-88とGMFM-66 の解釈と使用法
Chapter8 GMFM の応用:われわれが、世界中の研究者たちと学んだこと、そして、これからの展望
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Appendix1 項目の難易度表示方法
Appendix2 Thurstone 閾値を用いた項目の難易度の表示
Appendix3 GMFM App+チュートリアル(マルチユーザー版・シングルユーザー版)
Appendix4 GMFM-66の項目難易度モデルに当てはまらない2人の子どものケースシナリオ
Appendix5 GMFM-66 Item Set スコアシート
Appendix6 GMFM-66 Basal & Ceiling スコアシート
Appendix7 粗大運動能力分類システム―拡張・改訂版(GMFCS-E&R)
Appendix8 GMFM-88とGMFM-66 の採点用紙
Appendix9 GMFM-66とGMFM-88 の横断的スコアと変化スコア
Appendix10 測定の標準誤差
Appendix11 Trevorのケースシナリオ
Appendix12 脳性麻痺児の理学療法における運動尺度の使用例
Appendix13 オンタリオ運動成長曲線
Appendix14 GMAE-3とGMFM App+
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《日本語版付録》
GMFM の採点における各項目の注意事項について(補足説明)
◆著者情報
- 監訳 近藤和泉
前・国立長寿医療研究センター・病院長
- 訳者代表 楠本泰士
福島県立医科大学保健科学部理学療法学科・准教授
◆書誌情報
【株式会社医学書院について】
1944年の創業以来、「専門書出版社としての役割と責任を自覚し、医学・医療の進歩に必要な専門情報を的確に伝え、医学・医療の発展と社会の福祉に貢献すること」を使命として、常に最新の医学・医療情報を提供しています。
治療年鑑『今日の治療指針』、看護学生向け教科書シリーズ『系統看護学講座』など幅広い領域の専門書籍・雑誌を出版しており、毎年百数十点におよぶ書籍を刊行しています。近年では、Web配信サービス、電子書籍、電子雑誌、セミナー、オウンドメディアなど様々な形でのコンテンツ作成に取り組み、多くの医療専門職、学生の方々からご支持をいただいております。