ベトナムフロートグラス社の持分を譲渡

日本板硝子株式会社

 日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:細沼 宗浩、以下「NSG」)は、ベトナムの建築用ガラス製造子会社であるベトナムフロートグラス社(以下「VFG」)の全ての当社持分について、合弁先への譲渡が完了しましたので、以下の通りお知らせします。
VFGは、1995年に設立されたベトナム国内初のフロートガラス製造会社であり、同社は長らく建築用の板ガラスを主にベトナム国内に供給してきました。近年、東南アジア地域における一般建築用ガラスの市場競争が激化しており、当社としては高付加価値製品へのポートフォリオ転換に向けた戦略の一環として、今回の譲渡を決定しました。
 譲渡先は同社設立当初からの現地合弁相手先であるビグラセラ社であり、今後VFGはビグラセラ社の傘下で事業運営を継続します。

 NSGグループは中期経営計画「2030 Vision: Shift the Phase」において、社会の持続可能な発展に貢献する高付加価値領域での収益拡大を目指しており、今回の施策はその戦略の一環です。東南アジア地域においてはベトナム(NSGベトナムグラスインダストリー社)およびマレーシア(マレーシアンシートグラス社)において太陽電池パネル用ガラスを引き続き生産しており、これらを含めた高付加価値製品へのシフトをより拡大してまいります。
以 上
VFG概要
社名   ベトナムフロートグラス社(Vietnam Float Glass Co., Ltd.)
所在地 ベトナム社会主義共和国 バクニン省 クエボ(ハノイ市郊外)
設立 1995年3月
資本金   45百万USドル(約67億円:1ドル148円で換算)
出資比率 当社:約65%
ビグラセラ社(Viglacera Corporation - JSC、ベトナム地場の建設資材製造、不動産開発会社):約35%
従業員数 約320名
生産能力 フロート板ガラス製造ライン 1窯 溶解量500トン/日

NSGグループ(日本板硝子株式会社およびそのグループ会社)について
NSGグループは、建築および自動車用ガラスとクリエイティブ・テクノロジー分野で事業を展開する世界最大のガラスメーカーのひとつです。
建築用ガラス事業は、各種建築用ガラス、太陽電池パネル用ガラス等を製造・販売しています。
自動車用ガラス事業は、新車用(OE)ガラスや補修用(AGR)ガラスの分野で事業を展開しています。
クリエイティブ・テクノロジー事業の主要製品は、プリンターやスキャナーに用いられるレンズ、タイミングベルトの補強材であるグラスコードを中心とした特殊ガラス繊維やガラスフレーク、およびファインガラスです。


 

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