ドローンとAIで密漁に挑む!! ~産学官連携による次世代型密漁対策の実証実験を開始~(関東学院大学・神奈川県立海洋科学高等学校・横須賀市・横須賀海上保安部が連携)

関東学院大学

横須賀市の沿岸部ではアワビやサザエなどの密漁が後を絶たず、漁業関係者に深刻な被害をもたらしており、水産資源の保護が喫緊の課題となっています。一方で、広大な海岸線や夜間における監視・取り締まりは、人によるパトロールだけでは限界があります。そこで、関東学院大学(情報学部(設置届出中)元木誠教授)が開発を目指しているドローンとAI(人工知能)技術を活用した密漁監視・取り締まりシステムに対し、神奈川県立海洋科学高等学校、横須賀海上保安部及び横須賀市が全面的に協力。この横断的な産学官連携により、システムの構築に向けた実証実験を合同で開始することをお知らせいたします。  本プロジェクトは、ドローンの機動力とAIの高度な画像解析能力を組み合わせることで、監視体制を効率化・高度化し、密漁の抑止力強化を目指します。将来的には、ドローンが密漁者を自動で検知し、関係機関へ即時通報するシステムの社会実装を目標としております。 【実証実験の概要】  本実証実験は、以下の二段階に分けて実施します。 1.第一段階(AI教師データの撮影と学習モデルの構築)  海上保安官を密漁者役に見立て、ドローンで撮影した映像をAIに学習させます。これにより、密漁行為に特有の道具や動きをAIが認識できるようになります。 ・時期:2025年7月5日(土)10:00~12:00(予備日:7月6日(日)) ・場所:長井漁港周辺(横須賀市長井) ・内容:海上保安官が密漁者役となり、岩場に隠れる、海に潜る、採捕物を袋に入れるといった典型的な密漁行動を再現します。これらの様子をドローンで様々な角度・高度から撮影し、撮影した映像を関東学院大学 元木教授が解析、密漁者検知AIの学習データとして活用します。 2.第二段階(実海域における有効性検証)  第一段階で開発したAIシステムを搭載したドローンを、実際の密漁多発海域で飛行させ、システムの有効性を検証します。 ・時期:2025年8月下旬(予定) ・場所:横須賀市内の密漁多発海域(予定) ・内容:AI搭載ドローンを密漁多発海域で自律航行させ、密漁が疑われる人物をAIが自動で検知できるか、その精度と実用性を評価・検証します。  取材のご案内等詳細は添付のプレスリリースにてご確認ください。 ▼本件に関する問い合わせ先 広報課 伊波 裕美子 住所:横浜市金沢区六浦東1-50-1 TEL:045-786-7049 メール:kouhou@kanto-gakuin.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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