近畿大学(大阪府東大阪市)と鹿児島県瀬戸内町は平成29年(2017年)7月3日(月)、瀬戸内町役場で包括連携協定を締結した。
【本件のポイント】
●世界初のクロマグロ完全養殖を達成した近畿大学が、瀬戸内町での研究・生産に取り組む中で、生産に関しては地元瀬戸内漁業協同組合との協力体制を図る
●温暖な環境がクロマグロの飼育に適している瀬戸内町で、近畿大学が優良な人工種苗を安定供給することで地場産業へ貢献し、職員の地元雇用も創出
●本協定により今後は観光面なども含めた連携も検討し、地方創生を推進
【本件の概要】
近畿大学は、瀬戸内町からの熱心な誘致を受けて平成13年(2001年)に水産研究所奄美実験場を開設し、クロマグロをはじめ、マダイ、シマアジ、クエなどの種苗生産・成魚養成に取り組んでいる。また、近畿大学発ベンチャー企業である(株)アーマリン近大が、漁協組合員資格を取得して海面養殖事業を展開し、それらの業務に従事する職員を地元から積極的に雇用している。
さらに、地元高校からの要請を受けて、養殖研究に関する講演の実施など、漁業後継者の人材育成にも対応している。
本協定締結により、養殖業振興や漁業後継者の育成教育、地元雇用を積極的に推進すると共に、今後は観光面など、水産以外にも幅広い分野での連携についても検討していく予定である。
▼本件に関する問い合わせ先
近畿大学 総務部広報室
TEL: 06-4307-3007
FAX: 06-6727-5288
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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