「モネとマティス」展の海外借用作品がさらに追加!フランスから届いたモネ《藤》など14点を8月8日より展示
ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)で開催中の「モネとマティス-もうひとつの楽園」展に、8月8日(土)からモネの作品8点、マティスにまつわる作品6点の合計14点が展示に加わりました。
6月1日(月)の開幕時点では、新型コロナウイルス感染症の影響により、約20点の海外借用作品の展示を延期せざるを得ず、展示内容を変更して開催してまいりました。 このたび、マルモッタン・モネ美術館(フランス・パリ)から《藤》、モビリエ・ナショナル(フランス・パリ)からマティス原画のタペストリー《リュートを持つ女性》など、展覧会を構成する重要な作品の数々が日本に到着し、新たに展示いたしました。クロード・モネ 《藤》 1919-1920年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館
Musée Marmottan Monet, Paris ©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Bridgeman Images
タペストリー制作:モーリス・コシ 《リュートを持つ女性》 1947-1949年
ウール モビリエ・ナショナル Mobilier national, Paris © Mobilier national / Isabelle Bideau
原画:アンリ・マティス
●作品の展示期間
2020年8月8日(土)~11月3日(火・祝)
No.20 クロード・モネ《小舟》1887年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館
Musée Marmottan Monet, Paris ©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Bridgeman Images
No.35 クロード・モネ《睡蓮》1907年 油彩/カンヴァス サン=テティエンヌ・メトロポール近現代美術館
Musée d’Art Moderne et Contemporain de Saint-Étienne Métro-Pole
Yves Bresson / Musée d’Art Moderne et Contemporain de Saint-Étienne Métropole
No.37 原画:クロード・モネ《睡蓮》1911-1913年 ウール モビリエ・ナショナル
Mobilier national, Paris ©Mobilier national / Isabelle Bideau
No.38 原画:クロード・モネ《睡蓮》1911-1913年 ウール モビリエ・ナショナル Mobilier national, Paris
No.40 クロード・モネ《睡蓮》1917-1919年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館 Musée Marmottan Monet, Paris
No.41 クロード・モネ《しだれ柳》1918-1919年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館
Musée Marmottan Monet, Paris ©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Bridgeman Images
No.42 クロード・モネ《日本の橋》1918-1924年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館
Musée Marmottan Monet, Paris ©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Bridgeman Images
No.43 クロード・モネ《藤》1919-1920年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館
Musée Marmottan Monet, Paris ©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Bridgeman Images
No.58《クバの刺繍布》19世紀末-20世紀初頭 ラフィア マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ
Ancienne Collection Henri Matisse
Don de Jacquelyn Miller Matisse, 2009Musée départemental Matisse, Le Cateau-Cambrésis
No.59 パリ、エミール・フレデリック・エベール社《カシミアのロング・ショール》1863-1867年 ウール、カシミア、シルク混織、カットオフ加工 マティス美術館、ル・カトー=カンブレジMusée départemental Matisse, Le Cateau-Cambrésis
No.80 アンリ・マティス《光の縞模様のある室内》1942年 油彩/カンヴァス マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ
Musée départemental Matisse, Le Cateau-Cambrésis
Photo Musée départemental Matisse, Philip Bernard
No.85 《リュートに描かれたドレス》レース、チュール マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ
Musée départemental Matisse, Le Cateau-Cambrésis
No.88 原画:アンリ・マティス タペストリー制作:モーリス・コシ 《リュートを持つ女性》1947-1949年 ウール
モビリエ・ナショナル Mobilier national, Paris © Mobilier national / Isabelle Bideau
No.89 原画:アンリ・マティス タペストリー制作:J.コシェリ《リュートを持つ女性》1949-1950年 ウール マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ Donation Henri Matisse, 1952
Musée départemental Matisse, Le Cateau-Cambrésis
Photo Musée départemental Matisse, Florian Kleinefenn
●作品のみどころ
モネ・コレクションで著名なマルモッタン・モネ美術館が所蔵する、横3mに及ぶ大型の作品《睡蓮》と《藤》が新たに加わり、マティスによる大画面の作品とともにパノラミックな展示空間を体感していただけます。
また、ポーラ美術館が収蔵する油彩画《リュート》と、それをもとに制作された2点のタペストリー作品のすべてが一堂に会する世界初の機会となります。ジャンルを横断して展開されたモネとマティスの芸術を、多彩な作品を通してご紹介いたします。
<ご留意点>
(1):今回、この海外借用作品の展示が実現したことにより、当館のコレクションからの出品作品に変更が生じますことをあらかじめご了承ください。
※ベン・ニコルソンやブリジット・ライリー、マルコ・デル・レ等を紹介した「エピローグ モネとマティス-後世への遺産」については展示を終了しました。
(2):海外借用作品のうち、以下については新型コロナウイルス感染拡大の影響により、出品中止となりました。重ねてご了承ください。
【クロード・モネ】
(オルセー美術館より)No.29《ジヴェルニーの画家の庭》
【アンリ・マティス】
(ケ・ブランリ・ジャック・シラク美術館より)No.55、56、57《パーニュ(腰巻布)》
(ニューヨーク近代美術館より)No.61《ヴァイオリン・ケースのある室内》
(パリ国立ピカソ美術館より)No.82《黒い背景のチューリップと牡蠣》
詳細につきましては、当館までお問い合わせください。
■ポーラ美術館について
2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、同時代の表現も積極的に紹介するなど、さまざまな取り組みを行っている。富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。
<臨時休館のお知らせ>
作品展示作業のため、9月1日(火)~9月3日(木)まで臨時休館いたします。
・開館時間︓9:00-17:00(入館は 16:30 まで)
・休館⽇︓会期中無休(臨時休館あり)
・所在地︓神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285
・TEL︓0460-84-2111