ソニー教育財団 2020 年度「教育・保育実践論文」入選校・入選園発表
全国の177の小・中学校、136の幼稚園・保育所・認定こども園から選ばれた優れた教育・保育実践に教育助成金とソニー製品を贈呈
ソニー教育財団(会長:盛田 昌夫)は、全国の小学校・中学校、幼稚園・保育所・認定こども園から教育・保育実践論文を募集し、特に優れた取り組みに、教育助成金とソニー製品を贈呈しています。
今年度は、感染症対策の徹底など、教育・保育現場は過去に例を見ない状況下でしたが、そのような中でも、子どもたちのために授業・保育実践の研究を続ける熱意ある先生方から、たくさんのご応募をいただきました(小・中学校より177件、幼稚園・保育所・認定こども園より136件、合計313件)。書類審査に加え、毎年実施していた現地調査に代わる「オンラインインタビューと授業・保育実践を記録したビデオによる最終審査」を実施し、下記の通り入選校・入選園が決定いたしました。
ソニー創業者の井深大は戦後間もない頃に「日本の発展には子どもたちの科学教育こそ重要」だと考え、ソニーの事業がようやく軌道に乗りだした1959年に、小学校への教育助成活動を始めました。ソニー教育財団はその信念に基づき、よりよい教育の実践に真摯に取り組み、さまざまな課題を教育を通じて解決しようと新たなチャレンジを続ける全国の先生方を支援してまいります。
========================
■■ソニー子ども科学教育プログラム(小学校・中学校対象)■■
テーマ:「科学が好きな子どもを育てる」教育実践と計画、審査委員長:御手洗康 元文部科学事務次官
最優秀校(2 校):教育助成金300 万円とソニー製品(※)
●千葉大学教育学部附属小学校(千葉県)
「科学が好きな子どもの育成」
●旭市立干潟中学校(千葉県)※写真左
「科学が好きな子どもを育てる『原点とは何か?』」
・優秀校(12校):教育助成金50 万円とソニー製品(※)
・奨励校(74校):教育助成金10 万円とソニー製デジタルスチルカメラ
========================
■■ソニー幼児教育支援プログラム (幼稚園・保育所・認定こども園対象)■■
テーマ:「科学する心を育てる」幼児教育実践と方向性 審査委員長:小泉英明 (株)日立製作所 名誉フェロー
最優秀園(2 園):教育助成金200 万円とソニー製品(※)
●学校法人仙台みどり学園 やかまし村(宮城県)
「身近な生き物との日々の出会いの中で紡ぎだされる科学する心の芽生えとは」
●世田谷区立希望丘保育園(東京都)※写真右
「虫のようにしなやかに野草のようにたくましい心を育てる」
・審査委員特別賞(1 園)優秀園(7 園):教育助成金20 万円とソニー製品(※)
・優良園(13 園):教育助成金20 万円とソニー製品(※)
・奨励園(47 園):教育助成金5 万円とソニー製CD ラジカセ
========================
※ソニー製品は、「4K液晶テレビ」、「データプロジェクター」、「4Kビデオカメラ」、「デジタルスチルカメラ」、「KOOV(2セット)」、「MESH(7タグを3セット)」から1つをお選びいただきます。また、ご応募いただいたすべての学校・園に「デジタルスチルカメラ」「CDラジオ(Bluetooth対応)」などからご希望のソニー製品を1台贈呈しています。
入選した学校名・園名は、ソニー教育財団のウェブサイトをご覧ください。
ソニー教育財団ホームページ「論文募集(教育助成)」 :https://www.sony-ef.or.jp/program/
ソニーの創業者である井深大は、戦後間もない日本において、科学技術の振興こそが国の発展に繋がると考え、次世代を担う子どもたちへの理科教育に多大な関心を抱いていました。日本初のトランジスタラジオを発売し、会社経営が軌道に乗り始めたのを機に、1959年「ソニー小学校理科教育振興資金」の贈呈を始めました。この事業を継続的に発展させるため、1972年に「財団法人ソニー教育振興財団」を設立しました。その後、子どもたちの感性・創造性・主体性の育成を目指した「ソニー子ども科学教育プログラム」へと発展。60年以上もの間、創造的で先進的な取り組みを行う全国の学校、先生方を支援してきました。一方で、井深大の関心は幼児教育にも広がり、1969年に「財団法人幼児開発協会」を設立しました。幼児期の豊かな感性と創造性の育成を目指し、2002年から幼稚園・保育所・認定こども園を対象にした「ソニー幼児教育支援プログラム」を開始しました。2011年に「公益財団法人 ソニー教育財団」となり、幼児期から中学生までの「科学する心を育てる」こと、「科学が好きな子どもを育てる」ことを柱にした教育助成を行っています。