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大阪樟蔭女子大学(大阪府東大阪市)では、豊かな情操と高いコミュニケーション能力を備えた“内なる輝きを発する”人材の育成を目指して、さまざまな視点から「笑い」について学ぶ授業を設けています。
今回は、「笑い」の中のひとつ「落語」に焦点をあて、長引くコロナ禍で何かと我慢を強いられている大学生に向けて、落語の実演を企画しました。6月23日(水)、本学円形ホールにおいて、落語家で本学客員教授の桂かい枝師匠が、「笑いは人をつなぐ」・「Performance English(英語落語)」・「大阪・上方のことば文化」の3つの授業で、連続して上方落語・英語落語を実演し、女子大生に落語の歴史や面白さについて講義します。
授業日時: 6/23(水) 13:00~17:50
開催場所: 本学円形ホール
【本件のポイント】
●長引くコロナ禍の今こそ、女子大生に「笑い」を届ける
●豊かな言葉に支えられたコミュニケーション能力を身につけ、いろいろな場面で要となる女性を育成
●イメージする力を養ってくれる落語を学ぶ
【本件の内容】
■笑いを通して、コミュニケーション能力や人間力を身につける
現在、コロナ禍で話したり笑ったりする機会が減っている中で、「笑い」には人を癒すチカラがあり、益々注目されています。また、本学でも昨年度から、オンライン授業が主流になり、学生同士のコミュニケーションが難しくなっています。学生たちが、これらの授業を通して、大阪上方の「笑い」を理解できる知性と感性を身につけて、どの様な状況の中でも「笑い」を失うことなく対応できるようなコミュニケーション能力や人間力を身につけることを目指しています。
■さまざまな視点から落語を学ぶ
各授業は、半期全15回の授業として行われ、さまざまな視点から段階的に学び、落語をはじめ、上方の伝統文化や芸能の「笑い」について学びます。
その中で落語は、身振りと手振りのみで噺を進め、一人何役も演じます。衣装や舞台装置も使わず、演者の技巧と聴き手の想像力で噺の世界が広がっていく、とてもシンプルで身近な伝統芸能です。
今回は、情操教育の視点から「笑いは人をつなぐ」、グローバル教育の視点から「Performance English(英語落語)」、本学が拠点とする大阪(上方)文化の視点から「大阪・上方のことば文化」の3つ授業を通じて、学生の想像力と「笑い」を共有しながら円滑なコミュニケーションを図る力を身につけていきます。
■授業内容
科目:笑いは人をつなぐ (春期 全15回)
授業日時:6月23日(水) 3限 13:00~14:30
対 象:学士課程教育基幹科目 全学部全学科2年生 以上
内 容:10回目 【笑いと落語】 落語の歴史などの基本的知識とその面白さについて実演を交えて解説します。
科目:Performance English(英語落語) (春期 全15回)
授業日時:6月23日(水) 4限 14:40~16:10
対 象:学芸学部 国際英語学科3、4年生(今年度は4年生のみが受講)
内 容:桂かい枝師匠を講師に迎え、英語での落語のスクリプト理解や、正しい英語の発音、視線、複数の人物の描き分け、笑いをとるための演技力など学ぶ。当日は、桂かい枝師匠が英語で「ZOO」を実演。学生は高座で小咄をお稽古します。
科目:大阪・上方のことば文化 (春期 全15回)
授業日時:6月23日(水) 5限 16:20~17:50
対 象:学芸学部 国文学科1年生
内 容:11回目 【上方落語鑑賞】 桂かい枝師匠による落語実演を鑑賞し、伝統の上方落語を学びます。
※会場は、全て本学円形ホールで開催します。
【桂かい枝 (かつらかいし) プロフィール】
1969年、兵庫県尼崎市生まれ。1994年上方落語の五代目桂文枝に入門。「世界の人たちにも日本独自の笑いの芸能である落語を伝えたい」と1997年より古典落語を英訳し、英語による落語公演をスタート。これまでに28カ国108都市で300回を越える公演を成功させている。2007年文化庁より文化交流使に任命。2008年アメリカ33都市で90公演。2014年イギリスの「エジンバラ・フェスティバル・フリンジ」にて地元紙より最高評価である五つ星を獲得するなど、世界的にも高い評価を受ける。小学校や中学校の英語教科書にもその活動と英語落語が掲載されている。学校での落語公演も精力的に行い、落語文化の普及に取り組んでいる。情に溢れた明るい高座が人気で評価も高い。文化庁芸術祭新人賞、NHK新人演芸大賞、咲くやこの花賞など、受賞歴多数。2018年度繁昌亭大賞を受賞。著書『桂かい枝のLet's英語落語!』(教育出版)。上方落語協会会員。2016年4月より、大阪樟蔭女子大学客員教授に就任。
▼本件の詳細
・樟蔭学園プレスリリース
https://www.osaka-shoin.ac.jp/files/9216/2399/2670/2021.No.4__.pdf
▼本件に関する問い合わせ先
学園広報課
梶田・康原・江田
住所:大阪府東大阪市菱屋西4-2-26
TEL:06-6723-8152(平日9時~17時)
FAX:06-6723-8263
メール:gakuen-pr@osaka-shoin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/