大阪電気通信大学の情報通信工学部 通信工学科では、2019年度から、学生の主体性を育てるために株式会社リアセックの「タクナル」というアクティブラーニングを導入し、8人の全教員が、タクナルのファシリテーター(講師)研修を受けて、1年次キャリア科目の授業を行っています。
タクナルは、ケースメソッドPBL(Project Based Learning)という「実際に起きた事例を教材として、あらゆる事態に適した最善策を討議し、学習者が答えを導き出す」教育・研修プログラムです。
1年次キャリア科目のプロジェクト活動スキル入門の授業では、「無人島に一つだけ何を持っていくか」「おすすめのダイエット方法」などの身近な事柄をテーマに意見交換の練習を行います。イメージがしやすいこともあり、どのチームも各々自分の考えを伝えたり、相手に質問を投げかけるなど、活発に議論が交わされます。授業を通して、議論への抵抗感をなくし、多種多様な意見に耳を傾けることや、積極的な姿勢の大切さを知ることができます。
また、例年全体発表の場では、グループで1枚の模造紙に集まり書き込む形をとっていましたが、今年はコロナ禍の感染防止対策も踏まえ、BYOD(Bring Your Own Device)パソコンを活用して、Googleスライドでの共同作業を導入しました。
Googleスライドを利用することで、一定の距離を保ちながらも、同じファイルを同時に編集することができます。また、グループワークを通してOAスキルの向上にもつながります。
学生らは、企画を考えるために自身のパソコンやスマートフォンを活用して調べものをしたり、自分たちの意見をまとめて読みやすいスライドを作成するなど、積極的にワークに参加しています。
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