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関西大学北陽高等学校では、2022年度から高校教育で必修化された探究学習の一環として、企業と学校による協働プロジェクト「刀」を実施しています。同プロジェクトは、小売業やメーカーなど16の企業・団体の課題解決を同校生徒が主体的に考えるもので、思考力や判断力、表現力など課題解決に必要な能力を養うのみならず、企業らが直面するリアルな課題に触れることで、社会活動への興味・関心を掻き立たせる狙いを併せ持ちます。
【本件のポイント】
・高校生が社会人と協働してSDGsの課題解決に取り組む産学連携プロジェクト
・2022年度から高校教育で必修化された探究学習の一環として実施
・企業・団体が直面するリアルな社会課題に対して、高校生ならではの視点で解決策を提案
探究学習とは、自ら問いを立て、調査・分析を行い、自分なりの答えを導き出していくこと。従来の「調べ学習」と異なり、唯一の正解がない探究学習は、人間の根源的な欲求である「知りたい」という気持ちを出発点とする学びです。これは関西大学が教育方針に掲げる「''考動力''ある人材の育成」に呼応する学習であり、知識伝達型ではなく、教師と生徒の協働による学習環境の構築が、現在の教育現場では一層求められています。
そこで同校では、2022年4月から「総合的な探究の時間」を活用し、SDGsをテーマとした課題解決型学習に取り組んでいます。同年10月からは、現況の社会課題を見据えた教育を展開すべく、産業界との連携に着手。プロジェクトの趣旨に賛同する団体とともに、若い世代の新たな視点・考えを活用し、SDGsの達成を目指します。プロジェクトの名称は、高校卒業後に武器となる力をつけてほしいという想いから、「刀」と名付けました。
参加する高校1年の生徒約400人は、各団体とのマッチングを経て、チームごとに課題解決に向けた実地調査やインタビューなど、教室を飛び出した学習を繰り広げてきました。相互理解・連携を深めるため、自社の職場見学や店舗訪問を受け入れる団体もありました。現在、生徒たちは3月の成果発表会に向けた資料作成や発表練習に取り組んでいます。
<関大北陽高等学校「企×学協働プロジェクト『刀』」の概要>
■ 主な協力団体 ※五十音順
いけうち、NTTコミュニケーションズ、大阪府立環境農林水産総合研究所、
花王グループカスタマーマーケティング、上新電機、合同食品、サノフィ、ダイハツ工業、
たこ八、日本旅行、MightyNeo、マテックス、丸大食品、らくたび、リコージャパン
■ 具体的課題(一例)
・保育士の業務負担軽減のための方法・取り組みを考えて提案してみよう(NTTコミュニケーションズ)
・若い世代のお客様がたくさんジョーシンに買いにきてもらえるようにするためにはどうしたら良いか(上新電機)
・100年後もおいしく楽しく粉モンの食文化継承!!(たこ八)
・京都×SDGs どんなコースを作れば、京都の修学旅行でSDGsを学ぶことができるか?(らくたび)
■ 最終成果学年発表
【日 時】 3月16日(木)10:40 ~ 12:30
【場 所】 関西大学北陽高等学校(大阪市東淀川区上新庄1-3-26)
つきましては、本件に関する取材についてご検討をよろしくお願いします。最終成果学年発表会のみならず、各企業・団体との取組みや、教員の取組み等について、お好きなタイミングで個別に取材いただくことも可能です。
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2022/No55.pdf
▼メディア関連の方▼
※取材をご希望の方は、お手数ですが、下記お問合せまでご連絡をお願いいたします。
▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
寺崎、中村、木田
住所:大阪府吹田市山手町3-3-35
TEL:06-6368-0201
FAX:06-6368-1266
メール:kouhou@ml.kandai.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/