【東京農業大学第三高等学校附属中学校】7/30(日)小学生対象の体験授業イベントを実施。

学校法人東京農業大学

小学生の親子約80組が参加して、理科、社会の「考える授業」を楽しみました。次回は8月20日(日)の実施です。



東京農業大学第三高等学校附属中学校(埼玉県東松山市)は、2023年7月30日(日)、小学生を対象とした「夏の体験授業」を実施しました。中学教員による授業を楽しみながら、学校への理解を深めてもらうことを目的としており、毎年、夏休みの恒例行事となっています。

最寄り駅からやや離れた立地のため、スクールバスのルートが充実している農大三中。この日は東武東上線東松山駅、西武新宿線本川越駅、JR鴻巣駅、熊谷駅の4駅から運行された送迎バスのほか、自家用車で来校した参加者も多く見られました。受付を済ませると、保護者はホールへ、小学生参加者は中学校舎へ向かいます。

今回の授業は「理科」と「社会」です。50分の授業が2回行われ、参加者は前半と後半とで教室を移動し、両方の授業を楽しみます。小学生にとっても決して難しい内容ではありませんが、「実学教育」を掲げる農大三中らしく、たくさん手を動かしながら、「なぜ、どうして」と考える要素がいっぱいの授業となりました。

「理科」の教室では、「いろいろなスライムを作ってみよう!」という、化学の授業が行われました。「洗濯のり」として使われている「ポリビニルアルコール」に、「ホウ砂」という物質と水を加えると、ゲームなどのキャラクターでお馴染みの「スライム」ができあがります。では、なぜこのように「スライム」ができるのか。「プルプル」、「ムニムニ」した触感は、どのように生まれるのか。その原理について考えてみることが今回の授業のポイントです。レモン果汁や食塩水などの液体を加え、楽しく作業しつつ、スライムの触感がどのように変化するのか、注意深く観察しました。

 
 

もう一方の「社会」の教室では、「分布図を作ってみよう!」というテーマで、地理の授業が行われました。ゾウやトラ、カンガルーの生息する国について、資料を見ながら世界地図に色を塗っていくと、文字だけでは分かりにくかった地域の偏りが分かりやすく視覚化されます。そうなると、次には「なぜこの地域にしか生息しないのか」という疑問が生じます。その理由について、それぞれの動物の食性や身体的特徴、さらには「大陸の移動」まで考えながら、思い思いの意見を述べ合いました。

 
 

また、受付後に別行動となり、ホールに入室した保護者に向けては、学校の概要やカリキュラムの説明に続いて、ベネッセコーポレーションの近藤奈央氏による「中学受験生と一緒に考える今後の進路」をテーマとした講演会が行われました。これからの社会では「思考力(課題解決力)」のある人材が求められていることや、大学の入試の方式も、学力のみを判断基準としない「総合型選抜」の割合が増えていることなどが述べられ、中学生、高校生の間には、知識量を増やすだけでなく、知識を「使える」状態にするために、思考する機会をたくさん重ねてほしい、というメッセージが伝えられました。

講演会が終了すると、保護者は後半の体験授業の見学のため、それぞれ会場となっている教室へ。近藤氏のメッセージがまだ鮮明なまま、子どもたちが楽しく思考する様子を、部屋の内外から見学しました。体験授業の後は校内の自由見学や個別相談の時間が設けられ、屋上のダイズ畑や、ヒラメの養殖水槽といった、農大三中の特徴的な「実学の現場」を見学しました。

 

 

東京農業大学第三高等学校附属中学校の「体験授業」は、次回は8月20日(日)、今回と同じ内容にて実施されます。ご参加を希望される方は、事前にホームページからお申し込みください。

(東京農業大学第三高等学校附属中学校「中学入試」ページ)
https://www.nodai-3-h.ed.jp/admission/jhs

取材・撮影:学校法人東京農業大学 初等中等教育部(TEL:03-5477-2391)
 

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