【東京農業大学第三高等学校附属中学校】9/25(月)~28(木)、3年生が「北海道修学旅行」を実施。
知床半島を含む道東の大自然のもと、ジャガイモ・トウモロコシの収穫や新巻鮭づくりなどの「体験型修学旅行」を実施しました。
3日目の午前中は、標津町で水揚げされた新鮮な鮭を一人一匹使用し、新巻鮭を作りました。実際に鮭の鰓を取り、腹を裂いて内臓を取り除く作業に心を痛める生徒もいましたが、全員が鮭を捌き、塩をすり込みました。仕上がった新巻鮭は数日間熟成され、修学旅行終了後に自宅に送られます。加工体験を終えた生徒たちからは、「北海道らしい貴重な体験ができた」「生きている鮭を見てから加工したことで、より一層命の大切さを感じた」「いただきますという言葉の意味を改めて考えさせられた。鮭が届いたら美味しく食べたい」といった声が寄せられました。この日の午後には、標津サーモン博物館も訪問して、鮭についての学びを深めました。
引率した学年主任の松吉杏佳教諭は、「事前学習から興味を持った分野について深く調べてきていたので、北海道での様々な体験から一人ひとりが五感で何かを感じ、将来に繋がるような探究的な学びになっていると嬉しいですね。この学年は、コロナ禍で制限が多かったため、中学校生活において修学旅行が最初で最後の、学年全員で宿泊を伴う行事となりました。実行委員を中心に、全員が係活動を全うし、集団生活の中、自分たちで考えて行動できたことに大きな成長を感じました」と笑顔で話してくれました。
取材:学校法人東京農業大学 初等中等教育部(TEL:03-5477-2391)