【武蔵大学】第4回アントレプレナーシップ「ビジネスプランコンテスト」入賞作品発表

武蔵大学

2024年2月24日(土)、第4回「ビジネスプランコンテスト」を開催いたしました。当日は来場とZoomのハイブリッド型で行い、150件を超える応募の中から選ばれた11チーム27名がビジネスプランを発表しました。 審査の結果、大賞(賞金100万円)と準優秀賞(賞金10万円)は今回該当なしとなり、入賞作品として準大賞(賞金50万円)1組、優秀賞(賞金20万円)1組、審査員特別賞(賞金5万円)3組が選ばれました。 【入賞作品】 ■準大賞:賞金50万円 「米農家向け自動草刈りロボットの開発」(農家の負担を減らし農業を持続可能にするための自動草刈りロボットの開発および販売)  筑波大学大学院システム情報工学研究群 博士課程前期2年  長岡技術科学大学大学院工学研究科 修士課程1年(2名) ・審査委員会からのコメント:  試作を何回も行い改良を重ねていること、市販のモーター等を組み込むことによって原価を抑えていること、価格競争力があること、販売実績もあることに加えて、チームの技術力の高さを評価し、準大賞にふさわしいという結論に至りました。 ■優秀賞:賞金20万円 「減塩食も美味しく:経皮電気刺激による味覚調整デバイスの研究開発」(塩分少なめの食事が美味しくなく継続困難なことを解決し合併症を予防する)  名古屋大学大学院医学系研究科 博士課程2年 ・審査委員会からのコメント:  本事業は減塩食が継続できずに患者を亡くした悔しい原体験から取り組みが始まっており、経皮電気刺激デバイスにより減塩食の味覚増強をもたらすことで「高血圧や慢性腎臓病患者」の、「減塩食継続が困難」という課題を解決し、疾患の発症、進行予防を達成しようとするものであり、実際に苦しんでいる患者が待ち望んでいるような製品ということが高い評価を得ました。現在、マスク形態のデバイスを開発中ですが、実用化に耐えられる試作品とはなっておらず、今後の改善がさらに求められることから、今回は優秀賞という評価になりました。 ■審査員特別賞:賞金5万円 「シニアカレッジ」(「めっちゃ簡単×めっちゃ楽しい」を届ける介護事業所向けデジタルレクリエーション)  東京大学文学部3年(2名)  慶應義塾大学文学部2年  慶應義塾大学文学部3年 ・審査委員会からのコメント:  「日本にエフィカシーをもたらす」をミッションとして、シニア向け施設に入居している人を対象に、さまざまな動画の開発やイベント企画を行い、入居者のエフィカシーを高めようとする事業であり、すでに開発した動画やプログラムを実際に使ってもらい、フィードバックも得ています。社会的にも意義のある試みですが、収益性(継続するために必要な収入と費用のバランス)にやや不安な点があり、その点の改善が望まれます。 ■「AgriBioPods」(生活の中に溶け込む "家庭用"バイオリアクターを開発します)  東京大学大学院農学生命科学研究科 修士課程2年(3名) ・審査委員会からのコメント:  家庭での細胞培養を可能にし、バイオを利用する機会を提供することをミッションとして、家庭菜園や観葉植物を楽しむように「細胞を育み、楽しむ・利用する」という全く新しい文化をつくるために、すでに製品開発も済んでいます。開発した製品は、インテリアのような感覚で家の中に置くことができる細胞培養器ですが、家庭菜園のマーケットを狙っているのか細胞培養への理解を深めてもらうのかなど、目的、ゴールの設定がやや揺れている印象があり、本格的な事業展開を行うのであれば、そのあたりの明確化が必要と思われます。 ■「AI Bespoken Design」(貴方だけのAIオーダーメイド)  高崎商科大学大学院商学研究科 修士課程1年 ・審査委員会からのコメント:  AI技術を使って、靴やバッグ、洋服などの柄(表面)のデザインを自分なりに自由に行い、自分だけのアイテムを保有できることを可能にしようとするもの。おそらく、このようなサービスはこれから数多く登場すると思われますが、その新しい動きをいち早く察知して、行動に移しているところが評価されました。事業として成り立つための課題は一つではないですが、着実に乗り越えていくことを期待しています。 ▼本件に関する問い合わせ先 武蔵大学 広報部 増田(ますだ)・西(にし) 住所:〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1 TEL:03-5984-3813 メール:pubg-r@sec.musashi.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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