千葉県立袖ヶ浦高等学校と東京情報大学が高大連携協定を締結

学校法人東京農業大学

 2024年3月12日(火)、千葉県立袖ケ浦高等学校と東京情報大学が千葉県庁において、「情報教育における高大連携教育に関する協定書調印式」を実施し、協定を締結しました。
 
袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科において、2024年度から「先進ITコース」を開設することに伴い、東京情報大学と連携協定を締結することで、袖ヶ浦高校の生徒のAI・データサイエンスなど先進IT人材に必要な能力の育成や、両校間の生徒・学生及び教職員の交流をさらに活性化させ、情報教育の発展を進めることが期待されています。
 
<写真左から、布広 永示 東京情報大学 学長、佐藤 啓之 袖ケ浦高等学校 校長

<連携教育の内容>
  連携教育の内容 具体的な事項
1 授業への学生、生徒及び教職員の聴講 ・東京情報大学の授業の視聴(オンデマンド対応含む)
・AIやデータサイエンスに関する出前授業の実施
2 生徒及び教職員への学習支援       コンテンツ制作実習での生徒の制作作品へのフィードバック等
3 学生、生徒及び教職員の相互派遣 定期的な大学見学会の実施
4 情報教育に関する調査・研究の共同実施 両校の教員による情報教育に関する研究の推進
5 推薦における優先的配慮 東京情報大学の指定校推薦入試における優先枠の設置
6 協議の結果に基づき実施する事項 上記以外の、高大連携活動の実施

<千葉県立袖ヶ浦高等学校の紹介と先進ITコース設置の背景>
 千葉県立袖ヶ浦高等学校(以下、「袖ヶ浦高校」)は、千葉県内高等学校のうち2校のみに設置されている専門学科情報科(設置学科名称「情報コミュニケーション科」)を有し、ICT機器を活用したコミュニケーションなどの学びを通じて、高度情報通信社会を支える人材の育成に注力してきました。
 令和7年度大学入学共通テストから新たに教科「情報」が出題されるなど、社会全体として情報に関する注目度が高まっている状況のもと、袖ヶ浦高校は情報の学びを強化及び千葉県内高等学校での情報教育活動を牽引し、これまで取り組んできたICT機器を活用したコミュニケーションなどの学びをさらに発展させることを目指しています。
 なお、経済産業省「IT人材需要に関する調査」によると、今後の見通しとして、我が国の労働人口および若年層人口は全体として減少するものの、IT関連市場規模の拡大によるIT人材の需要は、先進IT人材(IoTおよびAIを活用したITサービス市場に従事する人材)を中心として増加が見込まれています。
 そこで、袖ヶ浦高校では2024年度入学生から、情報コミュニケーション科に「先進ITコース」を設置し、先進IT人材に必要なプログラミング・統計処理・AIなどのスキルを育むとともに、大学への進学を重視し、大学や外部機関との連携を強化してまいります。


<東京情報大学の紹介と高大連携への取り組み>
 東京情報大学は、大学名に情報を冠した国内初の私立大学として、学校法人東京農業大学により設置されました。開学以来、一貫して情報分野における人材育成と社会の要請にこたえる研究活動に取り組み、総合情報学部においては、知能情報・システムデザイン・ネットワーク・情報セキュリティ・IoT・ゲーム・データサイエンス・情報メディアなど、その研究分野は多岐にわたっています。
 また、2017年には看護学部を設置し、地域包括ケアにシフトしつつある医療の現状を踏まえ、情報の利活用能力を有した地域医療に貢献する看護師・保健師を養成しています。
 東京情報大学は、これまでの情報教育における知見を活かし、地域社会における人材育成に貢献するため、千葉県内の8つの高等学校と1つの団体との間に情報教育における連携協定を締結し、大学見学や出張講義の実施、課題研究のサポート、高校教員を対象とした研修会の開催など、様々な連携活動をおこなってまいりました。

<高等学校・大学の概要>
千葉県立袖ヶ浦高等学校
 所在地:千葉県袖ケ浦市神納530
 創立:1976年4月(創立48年目)
 校長:佐藤 啓之
 課程:全日制
 設置学科:普通科 6クラス、情報コミュニケーション科 1クラス (各学年7クラス)
 生徒数:820名

東京情報大学
 所在地:千葉県千葉市若葉区御成台4-1
 創立:1988年4月(創立36年目)
 学長:布広 永示
 設置学部:総合情報学部(総合情報学科)、看護学部(看護学科)
 学生数:2,078名

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