第71回よさこい祭りで「高知大学演舞場」を開設 ― 県内唯一の大学演舞場に延べ2,600人が来場
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高知市内17ヶ所を会場として開催された「第71回よさこい祭り」において、高知大学は8月10日、11日の2日間、朝倉キャンパスに演舞場を開設した。大学構内を演舞場とするのは県内でも唯一で、当日の会場運営は学生および大学職員らが協力して実施。2日間で延べ2,600人が来場し、同大の学生チームをはじめ、卒業生が多く在籍するチームや高知県外から参加したチームなど、全19チームの演舞が披露された。よさこい祭りをキャンパスで実施することで、地域住民に大学を身近に感じてもらい、さらに、卒業生が母校に集うきっかけになることが期待される。
「よさこい祭り」は毎年8月9日~12日の4日間(前夜祭・後夜祭含む)開催され、市内の競演場・演舞場で約200チーム、18,000人の踊り子たちが舞う土佐のカーニバル。高知県を発祥とし、全国各地に広がっている。
高知大学は昨年、大学創立75周年記念事業の一環として初めてキャンパスに演舞場を開設(※1)。学生らが中心となって運営し、大盛況のうちに幕を閉じた。
同大では今年も「高知大学演舞場」を開設。本祭一日目の8月10日、受田浩之高知大学長の開演宣言のあと、同大の学生チーム「叢雲(むらくも)」がトップバッターで演舞を披露。キャンパスのヤシの木が生え並ぶメインストリートを踊り歩き、会場を盛り上げた。
同会場では学生団体や土佐FBC(※2)による屋台の出店をはじめ、教室を休憩室として開放するなど、県内唯一の大学キャンパスの演舞場として工夫を凝らし、学生と職員らが協力して運営を担った。
また、素敵な踊りや笑顔で演舞した踊り子には、高知大学の学生がデザインを考案、選定し、同大教育学部附属特別支援学校の生徒が制作したオリジナル木製メダルが学長らから授与された。
同大の学生チームや卒業生が多く在籍するチーム、高知県外から参加したチームなど、2日間で全19チームの演舞が披露され、観客や踊り子など延べ約2,600人余りが同キャンパスに来場。会場は熱気に包まれた。
同大では引き続き、「地域を支え地域を変えることができる大学」を目指して、さまざまな取り組みを継続していく。
(※1)
人口減少のなかで課題になっているよさこい祭りの担い手。大学の立場で育てていくことで、地域の大学としてよさこいを通じた「絆の躍動」を実現すべく、演舞場開設プロジェクトが発足。クラウドファンディングを実施し、演舞場開設に至った。
(※2)
食品産業を担うリーダーを育成・創出する高知大学の教育プログラム。生産・加工・販売、さらには研究開発成果を総合的につなげることができる専門人材「フードビジネスクリエーター」を育成することを目的とし、高知県の産学官が連携して、主に県内の社会人向けに食品に関する専門教育プログラムである。
文部科学省 「職業実践力育成プログラム」(BP)として認定されている。
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