川崎重工は、3月6日11時30分より神戸工場西浜岸壁において、防衛省向け潜水艦「らいげい」の引渡式を、金子防衛大臣政務官、齋藤海上幕僚長、今吉装備官(海上担当)をはじめとする防衛省関係者ほかのご出席のもとに行いました。
本艦は「たいげい」型潜水艦の4隻目であり、戦後の当工場における建造潜水艦としては31隻目に当ります。
優れた水中運動性能と推進性能を持つ本艦は、船体に高い水圧にも耐える高張力鋼を使用し、従来型から能力が向上した新型主機を搭載しております。さらに、リチウムイオン電池採用による高い潜航性能を備え、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上及びステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施され、女性乗員への対応も実施しています。
本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。
<工程>
起 工:2021年3月26日
進 水:2023年10月17日
竣 工:2025年3月6日
<主要目>
長 さ:84.0m
幅 :9.1m
深 さ:10.4m
基準排水量:3,000トン
主 機 関:川崎12V 25/31型 ディーゼル機関 2基
推進電動機 1基・1軸
主要兵装 水中発射管 一式
その他 スノーケル装置 一式
ソーナー装置 一式
以 上