神奈川工科大学(神奈川県厚木市)スマートハウス研究センターは2024年10月に台湾の大学と相互協力・連携協定を締結。日本発の標準化技術を世界に広める活動を行っている。その一環として、台湾の大学2校(台湾国立中央大学、國立虎尾科技大学)から教員2名と学生5名が本学に来学し、本学の教員らがIoT教育に関するレクチャを実施。交流が行われた。
2025年2月10日と11日の2日間で、台湾の大学2校(台湾国立中央大学、國立虎尾科技大学)から本学に来学した教員2名と学生5名へ、IoT教育に関するレクチャを実施した。
この会は、2024年10月21日に国立中央大学(台湾桃園市)にて締結された「エネルギーマネジメントシステムに関する共同研究プロジェクト」の推進・支援に関する相互協力・連携協定によるもの。
レクチャは、本学からは電気電子情報工学科の杉村准教授を中心として、スマートハウス研究センターセンター長一色特命教授をはじめ、スマートハウス研究センターの研究員、ホームエレクトロニクス開発学科(現:電気電子情報工学科)の学生が実施した。
神奈川工科大学スマートハウス研究センターは2012年に設立され、IoTの国際標準通信規格である「ECHONET Lite(ISO/IEC14543-4-3)」の研究と普及活動を推進してきた。今回のレクチャ内容は、IoT通信の基礎技術であるECHONET Liteに対応したミニチュア教材の使い方を教えるもので、このミニチュア教材は杉村研究室と株式会社AFTが共同製作したもの。
レクチャでは、通信プロトコルECHONET Liteの基本動作の説明を行った後、ECHONET Liteを実装した教材(ミニチュアハウス)を利用したハンズオンを実施。開発環境を整えることから開始し、ハードウェアについて説明した後、実際にソフトウェアを作成し、動作テストまで行った。
このレクチャは全編英語で行われ、本学の学生も全て英語でプログラミング教育のサポートを行い、日本と台湾の参加者が2日間の交流を通じて親睦を深め、台湾の皆さまからご好評をいただいた。ここで学んだ技術を日本・台湾それぞれが活用し、また、双方の学生が世界の標準化の核になる技術者として育つことを期待している。
神奈川工科大学では、今後も海外の大学との相互協力・連携を図り、世界的な課題であるカーボンニュートラル実現に向けて、最先端技術の研究開発に邁進する。
【関連リンク】
・神奈川工科大学スマートハウス研究センターが国立中央大学(台湾桃園市)資訊電機学院、能源工程研究所との相互協力・連携協定を締結 - 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54715.html
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