【東芝】鉄道事業者向けクラウドサービス「車両データ活用ソリューション」を阪急電鉄株式会社に提供開始

2025-4-1
株式会社 東芝

鉄道事業者向けクラウドサービス「車両データ活用ソリューション」を阪急電鉄株式会社に提供開始


 当社は、阪急電鉄株式会社(以下、阪急電鉄)の2000・2300系の一部車両で、当社が開発する鉄道事業者向けクラウドサービス「車両データ活用ソリューション」の試験的な提供を、本日より開始しました。本サービスにより、走行車両の稼働状況に関する様々なデータをリモートでリアルタイムに「見える化」することで、運用・保守業務の効率化に寄与するほか、異常発生時には1編成ごとに車両故障の発生状況等を把握できることから、将来は復旧対応等の業務の効率化に貢献することが期待されています。

データ収集装置が搭載される2000系車両

 今般阪急電鉄に採用された「車両データ活用ソリューション」は、車両に搭載された機器を通じて、ブレーキ等の走行制御機器や、空調等の旅客サービス機器の状況の各種データをサーバに安全かつ定期的に自動で送信します。鉄道事業者は、データを使った車両の稼働状態をリモートでリアルタイムにモニタリングすることが可能です。車両が故障した場合は、自動的に担当者に通知され、日付時刻情報から車両稼働データを速やかに抽出する機能をWebアプリケーションで提供するため、当該車両が車両基地に戻ってくるまでに復旧対応の準備ができる等、将来は、復旧業務の効率化に寄与することが期待されています。また、監視室のモニタ画面で車両稼働状況がわかりやすく表示されるため、鉄道事業者の管理者は、車両の状態を一目で把握することができます。これらの「車両データ活用ソリューション」の特長が評価され、今般試験的な採用に至りました。

車両データ活用ソリューションのシステム構成と概念

 当社は、デジタル技術を用いた「車両データ活用ソリューション」の提供により、顧客の運用業務の効率化に貢献します。今後当社は「車両データ活用ソリューション」の提供先拡大を目指すとともに、将来的には「車両データ活用ソリューション」の提供を通じて蓄積されたデータに対して、長年にわたる鉄道向け電気品メーカおよびシステムベンダとしての知見に加え、機械学習などAIによるデータ活用技術を適用することで、鉄道の安定輸送の向上、故障予測や保守作業・部品交換の効率化等の付加価値の高い新たなサービスを提供していきます。

車両データ活用ソリューションの主な特長については、ホームページをご参照ください。
https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/railway/remote-monitoring-service.html
以上

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この企業の情報

組織名
株式会社 東芝
ホームページ
https://www.global.toshiba/jp/top.html
代表者
島田 太郎
資本金
20,086,900 万円
上場
東証プライム
所在地
〒105-8001 東京都港区芝浦1丁目1-1
連絡先
03-3457-4511

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