【ニュースレター】ヤマハモーターエンジニアリング 消防事業40年の軌跡

~大切にしてきた“現場の声”「より軽く、より扱いやすく」ホースカー、投光器など開発・販売~

可搬式投光器「X-BUSTER LED」を使用した訓練の様子。YECの消防・防災製品事業は今年で40年。
これまでに投光器3,000台以上、ホースカー2,500台以上を納入した実績を持つ

消防士の皆さんは「勇敢なヒーロー」
 「火災等の災害現場で活躍する消防士の皆さんを、私たちは敬意を込めて“ヒーロー”と呼んでいます」。そう話すのは、当社のグループ会社、ヤマハモーターエンジニアリング株式会社(以下YEC)の市川真弓さんです。同僚の秋本愛美さんも、「その勇敢な皆さんが、安全かつ確実に任務を遂行できるよう、技術や、長きにわたって積み上げてきた知見で支援するこの仕事に誇りも感じています」と続けます。
 当社製品の開発を事業の柱とするYECですが、一方で、いくつもの顔を持ったユニークな会社でもあります。その代表的な事業の一つに、ポリスバイクや教習用バイクといった特装車の開発があり、また消防や防災に関わる各種製品の開発・販売があります。
 「東京消防庁様からのご相談をきっかけに、電動ゴルフカーのドライブユニットをベースに、当社が消防用ホースレイヤーを開発したのは1985年のことです。この製品を基点に、消防・防災製品事業が今年40年を迎えました」と商品企画担当の杉山和弘さん。以来、YECでは消防活動二輪車(赤バイ)や消防用可搬式投光器、乗車型のホースレイヤーなど、さまざまな消防・防災製品の開発・販売を行ってきました。

電装アシストホースカー「X-QUICKER」。
直感的な操作とパワフルな電動アシストで、いち早く火災の最前線にホースを運ぶ

企業理念は“技術を通じた社会貢献”
 消防士の皆さんを支える道具の一つ、LED可搬式投光器「X-BUSTER(クロスバスター)LED」は、煙が充満した現場で暗闇を照らすライトです。腰などに装着して使用され、2人一組の隊員同士、混とんとした現場の中でも音と光で意思疎通ができる信号連絡機能も搭載されています。「実際に、もうもうとした煙の中から要救助者を発見できたという事例も報告されています」と秋本さん。
 一方、消防ポンプ車が入り込めない狭い路地などに、放水用ホースを運ぶホースカーの新製品が「X-QUICKER(クロスクイッカー)」です。現場では、1本あたり6~8kgのホースが計10本、その他の資材を加えると120kgにもなる重量物が、一分一秒を争う緊迫感の中で火災現場まで運ばれています。同製品は、消防車への搭載も可能なコンパクトな車体に高出力モーターを2基搭載した電動アシスト機能をもち、引っ張る力の負荷を最大80%軽減(YEC調べ)するなど、現場に急行する隊員の皆さんをサポートしています。
 「40年の間、歴代の消防・防災製品開発担当者たちが耳を傾けてきたのは、現場で活躍するヒーローたちの声です」と秋本さん。「より軽く、より扱いやすく、より迅速に。そうした現場のご要望に技術でお応えしていくことは、まさにYECの企業理念である“技術を通じて社会に貢献し自らの人生を有意義たらしめる”に直結するものだと感じています」と、使命感にあふれた笑顔を見せてくれました。

「大切にしてきたのは現場の声」と声を揃える市川さん(左手前)と秋本さん(左奥)。
この日は商品企画担当の杉山さんと意見交換


■広報担当者より
消防庁のHPなどで火災現場での消防士の装備について調べてみると、現場では防火手袋や防火靴、空気ボンベなどを身につけ、何10キロもの装備で消火活動や人命救助に当たると書かれていました。消火に必要なホースカーなどを運ぶ以外にもかなりの重装備。身体にかかる負荷は相当なものかと思います。取材時YECの方々は同社の強みについて「人と製品の親和性を高めること」と話されていました。過酷な現場で戦うヒーローの活躍を助ける製品を、今後も生み出していってほしいです。
本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社:0538-32-1145 / 東京:03-5220-7211

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この企業の情報

組織名
ヤマハ発動機株式会社
ホームページ
https://www.yamaha-motor.co.jp/
代表者
渡部 克明
資本金
8,597,300 万円
上場
東証プライム
所在地
〒438-8501 静岡県磐田市新貝2500
連絡先
0570-053-800

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