リコー、企業経営者のデジタルクローンを提供開始

~企業理念の浸透や社員教育をリコーのAIエージェントで支援~

 株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃、以下 リコー)は、企業経営者本人をモデリングして作成したデジタルクローン*の提供を開始しました。今回、株式会社久永(代表取締役社長:久永 修平、以下 久永)の久永社長をモデルとしたデジタルクローンの3Dモデルを作成しました。第一弾として、3月21日に行われた創立105周年記念イベントで、デジタルクローンが久永社長の声で、今後の抱負を来場者に語りかけました。将来的には、3Dモデルと社長の考え方などを学習させたAIを連携させ、社長の代わりとして、社員や顧客と対話できるデジタルクローン型AIエージェントを開発する予定です。
*デジタルクローン:はたらく人の分身として自律的に仕事を進めるデジタルクローンは、企業の人手不足の解消や人材活用、コミュニケーション強化やエンゲージメント向上に寄与するとして、開発と活用が期待されています。企業経営者のデジタルクローンは、経営者の考え方や経営理念を学習し、容姿も似せたAI搭載の3Dモデルです。経営者の分身として、経営者に代わり社員や顧客と身近で対話しコミュニケーションや社員教育などを強化する役割を期待されています。



久永は、1919年創業の「測る・量る・計る・図る」を主軸にお客様と共にビジネスを創造し、鹿児島県を中心に宮崎、熊本、関東と広域にわたり「地域のパートナー企業」として独自のDXソリューションを提供しています。企業の規模が拡大するなか、経営理念の浸透や経営層と社員のコミュニケーション強化が課題となっていました。また、事業形態も、モノからコト、コトからコンサルティングへ大きく変化する中、お客様へ久永の強みである「建設DX事業」「オフィスDX事業」「ビジネス空間事業」を融合してご提供するビジネスの認知度向上に取り組んでいます。今回作成したデジタルクローンは、社員とのコミュニケーションツールとして活用していく予定です。また、105周年の感謝の集いにおいて、幅広い事業での「お役立ち」の認知度の向上と、これからの未来のビジネスに欠かせないAIの活用について、久永の更なるチャレンジとして来場者に紹介されました。

リコーは、このような先進的な取り組みに挑戦する企業姿勢を、トップ自ら率先して示したいという久永社長の想いを受けて、久永社長のデジタルクローンを製作しました。久永社長の全身を360°の方向から撮影し、AIを活用して200枚以上の画像データから高精細な3Dモデルを作成しました。さらに、動画の撮影は、リコーが開発・提供する次世代会議空間「RICOH PRISM」で行いました。モーションキャプチャーされたモデリングデータを「RICOH PRISM」内で投影することで、没入感のある動画撮影も実現しました。

 リコーは今後も、AIやデータなどのデジタルの力で生産性を向上するとともに、創造的なコラボレーションやイノベーションの創出、創造力の発揮を支援します。

■デジタルクローンの活用例
1 プロモーション
・リクルート活動用の動画
   ・Webサイト、SNSサイトへの動画掲載
   ・応接ルームへの常設展示による来場者へのおもてなし
2 社員への教育ツール/アイデア活性化ツール
   ・社員からの業務質問に対して、企業理念や久永社長の考え方を通した回答例の提示
3 社員とのコミュニケーションツール
   ・簡易的な相談ツールとして久永社長への親近感向上、エンゲージメント向上に貢献
4 受付・案内など比較的簡易な業務 

サムネ
リコーが提供した、株式会社久永の久永社長のデジタルクローンの3Dモデル
https://youtu.be/2BpPSxdt1o8




■リコーのAI開発について
リコーは、1990年代にAI開発を開始し、2015年からは画像認識技術を活かした深層学習AIの開発を進め、外観検査や振動モニタリングなどへの適用を行ってきました。2020年からは自然言語処理技術を活用し、オフィス内の文書やコールセンターに寄せられた顧客の声(VOC)などを分析して業務効率化や顧客対応に活かす「仕事のAI」の提供を開始しました。
さらに、2022年からはいち早く、大規模言語モデル(LLM)の研究・開発に着目し、2023年3月にはリコー独自のLLMを発表。その後も、700億パラメータの大規模ながらオンプレミスでも導入可能なLLM(日英中3言語に対応)を開発するなど、お客様のニーズに応じて提供可能なさまざまなAIの基盤開発を行っています。また、画像認識や、自然言語処理に加え、音声認識AIの研究開発も推進し、音声対話機能を備えたAIエージェントの提供も開始しています。



■関連リンク
株式会社久永
https://kk-hisanaga.co.jp/
RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO:「AIエージェントを使い倒す未来」
https://jp.ricoh.com/about/ricoh-bil/topics/202501-01





※社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

| リコーグループについて |
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2024年3月期グループ連結売上高2兆3,489億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/


本件に関するお問合わせ先
<報道関係のお問い合わせ先 >
株式会社リコー https://jp.ricoh.com/
広報室 TEL:050-3814-2806 (直通) E-mail:koho@ricoh.co.jp

<お客様の問い合わせ先 >
仕事のAI お問合せフォーム https://www.secure.rc-club.ricoh.co.jp/shigoto-no-ai_inq?

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この企業の情報

組織名
株式会社リコー
ホームページ
https://jp.ricoh.com/
代表者
大山 晃
資本金
13,530,000 万円
上場
(旧)東証1部,東証プライム
所在地
〒143-8555 東京都大田区中馬込1丁目3-6
連絡先
03-3777-8111

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