【青山学院大学】日本初、抱井尚子教授(国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科)らの研究グループが看護学研究者のための包括的「混合研究法eラーニング」を開発・公開 ~混合研究法を誰でも・どこでも学べる時代へ~



抱井尚子教授(国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科)らの研究グループが、同大「総合プロジェクト研究所」の2020年度~2024年度プロジェクトとして「混合研究法教育開発センター」(基盤研究(B)(一般) 課題番号:23K20342)を立ち上げ、日本初の本格的な看護学研究者のための「混合研究法(Mixed Methods Research)」eラーニングを開発し、一般公開を開始した。




2015年に発足した「日本混合研究法学会(JSMMR)」において、会員の約40%は看護学研究者(看護系大学院生を含む)であり、混合研究法は、世界的に看護学領域において高い関心を集めている。その背景には、看護という専門職が、人の「こころ」(質的側面)と「からだ」(量的側面)の両方に関わるケアを担っているという特性がある。こうした点を踏まえ、本研究では看護学研究者の学習を支援するeラーニング教材を開発した。今後は、教育、心理、ビジネスなど、他分野への応用も視野に入れている。
▼登録・受講 https://tlp.edulio.com/aoyama-elearning/members/add/

【混合研究法について】
質的データと量的データの両方を活用し、複雑な現象を多角的に解明する第3の研究アプローチである。 研究計画の段階で、質と量のデータをいつ収集し、どの時点で統合するのかを決める必要がある。量と質のデータの間を研究者が行き来することによって、はじめて「その事象が何であるのか」、あるいは「そこで何が生じているのか」を深く、立体的に理解・解釈できるようになる。質と量2種の異なるデータを混ぜ合わせて、新しい発見を行うことができるのが混合研究法である。


【研究(教材)概要】
本プロジェクトで使用する教材は、看護学分野の研究者・大学院生を主な対象として構想され、「混合研究法」を独学で学ぶことが難しいという現場の声を受けて開発した。教材設計にあたっては、日本の看護研究者および海外の専門家への調査を実施し、学習者が直面する主な課題である、研究デザイン、質量データの統合、論文執筆を踏まえた内容である。
特徴は、日本の伝統的な学習モデル「守・破・離」を応用した構成にある。初学者が基礎から学び、次第に応用・創造的なアプローチへと進めるよう段階的に設計した。10〜20分程度の動画40本超を収録し、クイズやまとめ動画も含まれている。さらに、John Creswell, Ph.D.(University of Michigan Medical School)やPat Bazeley, Ph.D.(Western Sydney University)など、世界的な混合研究法の第一人者による特別講義も収録(日本語字幕付き)されており、国内外の知見を融合した実践的な教材になっている。
▼ <混合研究法教育開発センター>趣旨・目標 https://www.mmredu.org/project/index.html


【取材に関する問い合わせ先】
青山学院大学 政策・企画部 大学広報課
TEL:03-3409-8159
取材・撮影申し込みフォーム: https://www.aoyama.ac.jp/companies/interview.html


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
青山学院大学
ホームページ
https://www.aoyama.ac.jp/
代表者
稲積 宏誠
上場
非上場
所在地
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

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