創価大学(東京都八王子市/学長 馬場善久)は4月5日、同大キャンパスにて「周桜観桜会」を開催した。これは、中国の周恩来元総理をしのび毎年開催しているもの。同大が、日中国交正常化後、中国から日本への初の正式な留学生を受け入れてから今春で40周年。節目の年となる今年、第1期留学生6名のうち、程永華駐日中国大使、許金平中日友好協会副会長、劉子敬中日友好協会理事、李佩同大WLC講師の4名が出席した。程大使は、日中友好の歴史と青年への期待をテーマに講演を行った。
「周桜」は、「『もう一度日本の桜を見たい』と言われた周恩来元総理のために、日中の学生でキャンパスに桜を植えよう」と同大創立者の発案で植樹された桜。1975年11月2日に、中国人留学生たちと同大学生たちの手によって、学内にある池のほとりに桜の苗が植えられ、創立者が「周桜」と命名した。そこに込められた友誼の心を万代に受け継ぐ思いを込め、同大では毎年春に観桜会を開催している。
今年で36回を数える観桜会には、創価大学の教職員や学生、一般の方々をはじめ、約900名が参加。また、中国大使館より汪婉大使夫人、明暁東公使参事官以下49名、南開大学、遼寧師範大学、大連工業大学、大連芸術学院の池田思想を学ぶ学生代表12名、ナイロビ大学(ケニア)から来学中の代表団11名が出席した。
観桜会では、田代康則理事長のあいさつの後、日本人学生と中国からの留学生による周桜由来文の朗読が行われた。続いて、学生のクラブ団体による、和太鼓、日本舞踊、箏曲、沖縄伝統舞踊の演目が披露され、馬場善久学長が祝意を表した。
程永華駐日中国大使による講演会も行われた。程大使は日中関係の歴史に触れながら、さらに良好な関係を築くための要因について言及し、国民と国民との民間交流を活発に行うことが重要であると述べた。
最後に、将来を担う青年に対し、「若い皆様が、短期・長期留学、語学研修、観光などを通じて中国を訪問していただきたいと思います。互いに交流し、信頼し、理解することが重要です。創立者が築いた『金の橋』を、若い皆さんの手で更に強固なものとし、受け継いでいただきたいと申し上げます」と期待を寄せた。
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