京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社(社長:池田 幸生、以下:当社)は、音声をリアルタイムで表示する字幕表示システム「Cotopat
Ⓡ(コトパット)Screen」のバージョンアップ版を、2025年9月1日より販売開始いたします。
「Cotopat
Ⓡ」は、話した言葉をリアルタイムに認識し、文字・図解・動画を表示することで、会話の聞き取りづらさを解消し、円滑なコミュニケーションを支援するシステムです。2023年の販売開始以来、自治体や民間企業の窓口、受付など、さまざまな対面コミュニケーションの場で多くのお客様にご利用いただき、大変ご好評をいただいております。
今回のバージョンアップでは、国内のさらなる需要拡大に備えた変換精度や使いやすさの向上に加えて、海外市場での活用を見据え、多言語対応機能を大幅に強化いたしました。これにより、日本国内だけでなく世界各国における「聞こえない・聞き取りづらい」という課題に対応し、より多くの方々のコミュニケーション支援に貢献いたします。今後は京セラドキュメントソリューションズグループの海外販売拠点でも取り扱いを開始する予定です。
「Cotopat
ⓇScreen」は、字幕を透明スクリーンに表示するモデルで、相手の表情を見ながら対応できるため、役所や病院、ホテルなどの窓口や受付などの対面コミュニケーションに最適です。今後も利用者の声を反映しながら、より一層使いやすく、高品質なコミュニケーション支援を目指してまいります。
■CotopatⓇScreenバージョンアップ版の概要
商品名 |
商品内容 |
希望小売価格
(税別) |
販売開始予定 |
CotopatⓇScreen
システムアプリケーションV2 |
字幕表示アプリケーション |
オープン価格 |
9月1日 |
CotopatⓇScreen
システムパッケージ |
表示スクリーン(W300㎜×H180㎜)、プロジェクター、プロジェクタースタンド、マイク×2、マイクスタンド×2、USBステレオ変換アダプター、マイク延長ケーブル×2、テンキー、マニュアル |
■CotopatⓇScreenバージョンアップ版のポイント
[1] 誤変換を低減させる強制単語機能の追加
意図しない翻訳や変換の発生を低減するため、新たに強制単語機能を搭載しました。例えば、JRグループ様の発券窓口である「みどりの窓口」が「green window」と翻訳表示されるところを「Ticket office」と強制的に表示したり、固有名詞の漢字を正しく表示させたりすることが可能となりました。これにより、さらに正確で分かりやすい字幕表示を実現します。
[2] マイク感度調整機能の追加
さまざまな環境において、クリアな音声認識をサポートするため、新たにマイクの感度調整機能を追加しました。これにより、環境に応じてマイクの音量調整が自動的に最適化され、周囲の雑音を拾いにくくし、誤認識の軽減に貢献します。
[3] デフォルト使用言語の言語設定自由度を拡大
従来はテンキーで選択可能なカスタム言語が1言語のみでしたが、本バージョンアップにより最大7言語まで設定可能となりました。テンキーで選択できる言語の種類を増やし、お客様ごとの多様な言語対応ニーズに柔軟にお応えできるようになります。
[4] 窓口側に割り当てられる言語選択が可能
これまでは窓口側の入力言語が日本語のみでしたが、今回のバージョンアップにより複数の言語から選択できるようになりました。窓口担当者が日本語以外を母国語とする場合でも安心してご利用いただけ、接客対応の幅が広がります。
[5] 管理用Webサイト「CotopatⓇWeb」のセキュリティー強化
管理者向けWebサイト「Cotopat
ⓇWeb」へのログイン時に、二段階認証を導入いたしました。これにより、不正アクセスのリスクを大幅に低減し、より安全にシステムを管理していただけます。
製品概要:字幕表示システム Cotopat
Ⓡ
https://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp/products/ict-service/communication/cotopat/
※ ニュースリリースに掲載されている情報は発表日現在のものです。
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