水上オートバイ「WaveRunner」 2026年モデルを発売~ニューモデル「JetBlaster PRO」や日本限定モデル 「FX JAPAN LIMITED」など~

 ヤマハ発動機株式会社は、水上オートバイ「ウェーブランナー(WaveRunner)」の2026年モデルを2025年12月より順次発売します。
 発売40周年を迎える「ウェーブランナー」の2026年モデルは、「FX Cruiser SVHO」「FX Cruiser HO」「VX Cruiser HO」「SuperJet」に加え、40周年記念モデルとなる「FX JAPAN LIMITED」、ニューモデル「JetBlaster PRO」の6機種をラインアップ。
 「JetBlaster PRO」は、「レクリエーショナル・ライト」をコンセプトに、誰もが楽しめる「ウェーブランナー」を目指して開発。デッキ部にポリプロピレンを採用するなどして軽量化を図り、軽快で機敏な走行性能を実現するとともに、軽快な操縦も楽しめます。
 「FX JAPAN LIMITED」は「ウェーブランナー」の発売40周年を記念して発売する日本限定モデルです。フラッグシップ「FX Cruiser SVHO」をベースに、1986年に発売した当社初の水上オートバイ「MJ-500T」の赤系グラフィックカラーから「熟成」をイメージしたワインレッドをアクセントカラーに、当時のストロボデザインをイメージしたブロックパターンを取り入れるなどしたほか、各所に40周年ロゴなどを施しています。
 なお、「FX Cruiser SVHO」「FX Cruiser HO」「VX Cruiser HO」「SuperJet」 の既存4モデルにおいては新たなカラーリングとグラフィックを採用しています。

「FX JAPAN LIMITED」

「JetBlaster PRO」



【「ウェーブランナー」2026年モデルの主な特徴】

■ニューモデル「JetBlaster PRO」
●「ウェーブランナー」初となるポリプロピレンをデッキ部に採用するとともに、定評のあるベーシックな「ウェーブランナー」専用エンジン「TR-1 HO(1049cm³/80.9kW)」を搭載し、軽快かつ機敏な走行性能を実現。手の届きやすい価格に抑えながら、「ウェーブランナー」を操る魅力を最大限に引き出します。
●シートやステアリングハンドルをはじめエルゴノミクスに基づいたデザインで、快適な操縦性と乗り心地を実現しています。
●幅広くトリム角度の調整が可能なジェットノズル、デッキには新設計のフットチョックスを設置することで、軽快な操縦に対応します。
●エンジン、燃料系、電気系統など、デッキパーツを取り外すこと無く、ほぼすべての点検・簡単な整備ができるインスペクションハッチを採用し、メンテナンス性を向上させています。
●ブルーおよびレッドを基調とした2タイプのハルカラーを設定し、選択肢を広げています。


■40周年記念モデル「FX JAPAN LIMITED」
●「ウェーブランナー」のフラッグシップ「FX Cruiser SVHO」をベースに、1986年に発売された初代「ウェーブランナー(当時の呼称は「マリンジェット」)」の「MJ-500T」のアクセントカラーに採用されていた「レッド」が、さらに熟成を遂げたイメージとして「ワインレッド」を各パーツに採用。また、同じく当時のストロボデザインをイメージしたブロックパターンのグラフィックを採用し、記念モデルとしての価値を高めました。
●40周年をイメージさせる各種ロゴを、フロントサイド、スイミングステップ、リボーディングステップ、シート背面にあしらい、記念モデルとしての特別感を際立たせました。


■ウェーブランナーの機能と装備
●ヤマハ株式会社が「ウェーブランナー」専用に設計したオーディオシステムを「FX JAPAN LIMITED」「FX Cruiser SVHO」「FX Cruiser HO」「VX Cruiser HO」の4モデルに標準装備。水上での豊かな時間を演出します。
●高機能GPSマップ、各種ドライブコントロール、セキュリティシステム、T.D.E(微速前進/後進コントロール)、ノーウェイクモード、クルーズアシスト、オートトリムの操作を可能にするなどの機能を備えたタッチスクリーン式「CONNEXT(コネクスト・マルチファンクションディスプレイ)」を3モデルに搭載(7インチ:「FX JAPAN LIMITED」「FX Cruiser SVHO」「FX Cruiser HO」)し、タッチパッド式「CONNEXT」を2モデルに搭載(4.3インチ:「VX Cruiser HO」「JetBlaster PRO」)。
●「SuperJet」を除く全モデルに「走る」「曲がる」「減速する」「後進する」を直感的な操作でコントロールすることを実現した革新的な操船システム「RiDE」を搭載。


【ウェーブランナー 2026年ラインアップ】



【製品サイト情報】
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/waverunner/


【ご参考:マリンジェット/ウェーブランナーの発売40周年について】

 ヤマハ発動機の水上オートバイ「ウェーブランナー」は、2026年に発売40周年を迎えます。
 当社では、1986年に「マリンジェット」のシリーズ名で初めて水上オートバイを発売しましたが、その第一号が「MJ-500T」です。「MJ-500T」は、発売から40年を迎える今日においても、水上オートバイというカテゴリーを市場に確立した象徴するモデルです。

 当時の水上オートバイは立ち乗りの1人乗りが中心で、操船に高度なスキルが求められ、ごく一部の愛好者が楽しむ乗り物でした。対して「MJ-500T」は、着座姿勢による扱いやすさ、タンデムを可能にする推進力、小回りと安定性を両立した設計で、“誰もが楽しめるマリンレジャー”として注目され、以降の水上オートバイ市場を牽引していく存在となりました。

「MJ-500T」

 「MJ-500T」が市場に受け入れられると、当社はスポーツ性の高い1人乗りモデルのほか、レジャー志向を強く意識したクルージングモデルや高級感あるラグジュアリーモデルなど多様なモデルを展開し、ユーザー領域を広げていきます。水上オートバイは個人で楽しむ乗り物から、家族や仲間と共有する“多人数レジャーのプラットフォーム”へと進化し、やがて環境性能や航走性能の高度化も求められるようになりました。

 その大きな転換点となったのは、2002年に登場した世界初の4ストロークエンジン搭載モデル「MJ-FX140」です。クリーンで静粛性が高く、燃費性能にも優れたこのモデルは、水上オートバイの4ストローク化を牽引し、以後の開発の方向性を“より安心で快適、高性能、環境対応”へと導きました。
 こうした進化の流れの中で、当社は先進技術を求め続け、水上オートバイの価値をさらに高めていきます。超軽量高剛性素材を開発し艇体を大幅に軽量化したことで、加速性能、旋回性、燃費を同時に向上させ、水上オートバイの運動性と扱いやすさを新たな段階へと押し上げました。
 また、2015年には操船システム「RiDE」が登場。前進と減速・後進を左右独立のレバーで直感的に操る仕組みにより、着岸や低速操船といった難度の高い操作を大幅に軽減。初心者にとっての“操船の壁”を取り払い、水上オートバイの操作性と普及性を一段と高めました。

 現在、当社の水上オートバイを支えるインターフェースが、エンジン情報、航行情報、オーディオ、電子機器制御、操船アシストなどを統合したデジタルプラットフォーム「CONNEXT(コネクスト)」です。ハイグレードなボートと同等の“マリンIoT化”を水上オートバイにもたらし、情報と操作を一元化。水上オートバイにおけるツーリング、トーイング、スポーツ走行のすべてにおいて、より便利で快適に楽しめる環境を整えています。

 「MJ-500T」の誕生から40年。「誰もが手軽に水辺で楽しめる乗り物」という当時の理念は、高度なテクノロジーによって深化し、現代の「ウェーブランナー」へと受け継がれています。当社の水上オートバイの歴史は、技術革新とユーザー体験価値の両立によって築かれてきた40年といえます。

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この企業の情報

組織名
ヤマハ発動機株式会社
ホームページ
https://www.yamaha-motor.co.jp/
代表者
設楽 元文
資本金
8,610,000 万円
上場
東証プライム
所在地
〒438-8501 静岡県磐田市新貝2500
連絡先
0570-053-800

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