東洋製罐グループホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村琢司)は、リサイクルや資源循環への関心を高めていただくことを目的として、「目黒川みんなのイルミネーション2025」において、イルミネーション用の発電燃料となる使用済みの食用油の提供に加え、2025年12月5日(金)16時~18時に、同イベント会場内の「みんなのアップサイクルスポット」エリアにおいて、新感覚の分別アクションを体験できる食品用紙カップ「Tokan FF CUP」による、市民参加型のアップサイクル体験ブースを出展します。体験ブースでは、会場のキッチンカーと連携し、従来は焼却されていた使用済み食品用紙カップの分別回収にご協力いただきます。会場で回収された紙カップは新たな資源に再生されます。また、ご協力いただいた方にはアップサイクルグッズとして、古紙をリサイクルして製造された当社オリジナルメモ帳を差し上げます。
当社グループは、今後もこれらの取り組みを通じ、環境への貢献と持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。
「目黒川みんなのイルミネーション2024」の様子
■本取り組みの背景
「目黒川みんなのイルミネーション」は、地域の飲食店やご家庭から出た使用済み食用油をバイオディーゼル燃料として活用することで、100%自家発電によってイルミネーションを点灯させるサステナブルな取り組みです。当社グループは、本イベントの理念に賛同し、かねてより当社の本社ビル内の社員食堂で使用した食用油を提供しています。
そして今回、使用済みの食用油の提供に加え、食品用紙カップ「Tokan FF CUP」を用いた市民参加型の分別アップサイクル体験ブースを出展します。
■アップサイクル体験ブースの詳細
アップサイクル体験ブースは、12月5日(金)16時~18時に、「目黒川みんなのイルミネーション2025」会場内の「みんなのアップサイクルスポット」エリア(品川区立五反田ふれあい水辺広場)に出展します。キッチンカーにおいて、同時間帯に販売されるフードは食品用紙カップ「Tokan FF CUP」で提供されます。「Tokan FF CUP」は、紙カップの内側にフィルムを貼っており、中身を食べ終えた後にフィルムを剥がすことで汚れのない紙資源として回収できる容器です。使用済みの「Tokan FF CUP」を本ブースへお持ちいただくと、”フィルムを剥がして、捨てる”という、新感覚の分別アクションを体験いただけます。また、分別回収にご協力いただいた方へ、エコなノベルティグッズとして、古紙をリサイクルして製造された当社オリジナルメモ帳を差し上げます。
回収された紙容器は、製紙会社と連携して、新たな紙コップやトイレットペーパーなどの製品へと再生されることで、環境負荷の低減に貢献します。
※12月5日(金)16時~18時以外の時間帯では、本ブースをご利用いただけません
※「Tokan FF CUP」以外のごみは、本ブースでは回収しません
■Tokan FF CUPについて
本製品は、当社の連結子会社である東罐興業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:田辺宏信、以下「東罐興業」)にて開発した環境対応型の食品用紙カップです。紙カップの内側にフィルムを貼っており、中身を食べ終わった後にフィルムを剥がすことで汚れのない紙カップとして回収できるため、紙容器へ水平リサイクルすることができます。
Tokan FF CUP(フィルム剥離時)
従来の紙コップや食品用紙カップは、内面を保護するためにポリエチレンの薄い膜を原紙に貼り合わせてから成型をしますが、本製品は原紙をカップ状に成型した後に内面にポリエチレンのフィルムを圧着するため、汁物や油物などの内容物が原紙に浸透しにくく、さまざまな食品に対応可能です。さらに、貼り合わせの条件を調整することで、食べ終わった後にフィルムをはがすことが可能です。そのため、内面の汚れなどの理由で産業廃棄物として焼却されたり、ダンボール等にしかリサイクルできなかった従来の食品用紙カップと違い、本製品は紙コップの原料として水平リサイクルが可能です。

■「目黒川みんなのイルミネーション2025」 概要
・会場:品川区立五反田ふれあい水辺広場 (東京都品川区東五反田2-9)、および目黒川沿道
※JR「大崎」駅または「五反田」駅より徒歩6分(品川区立五反田ふれあい水辺広場)
・イルミネーション点灯期間:2025年12月5日(金)〜 2026年1月31日(土)
・点灯時間:17時〜22時30分
・使用電力:地域の飲食店やご家庭などから出る使用済みの食用油を資源としたバイオディーゼル燃料による100%自家発電
※当社の本社ビル内の社員食堂で使用した食用油も一部提供しています。
・入場料金:無料
・Webサイト:
https://www.minna-no-illumi.com/
・主催:目黒川みんなのイルミネーション実行委員会/品川区
・協力:一般社団法人大崎エリアマネージメント
・後援:一般社団法人しながわ観光協会
東罐興業について
東罐興業は、1943 年の創業以来、紙とプラスチックを素材とした、数多くの包装容器を世に送り出してきました。特に紙コップは、国内のリーディングカンパニーとしてお客様の幅広い要望にお応えし、自然環境に配慮し、多様なライフスタイルに合った製品を提供しています。「社会のニーズと自然環境に調和した製品とシステムを創造し生活文化の向上に貢献する」ことを経営理念に掲げ、その実現のために従業員の個性と多様性を生かし、包装容器の「変革」と「創造」に挑戦し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。
https://www.tokan.co.jp/
東洋製罐グループについて
東洋製罐グループは、金属・プラスチック・紙・ガラス等、それぞれの素材が持つ特性を活かしたさまざまな容器をグローバルに提供する総合包装容器メーカーです。包装容器事業のほか、エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業、不動産関連事業の5つの事業を有しています。
当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進していきます。
1917年に創立し、国内44社(東洋製罐グループホールディングス含む)、海外50社のグループ会社を擁し、約19,000人の従業員が働いています。2025年3月期の連結売上高は9,225億円です。
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