「NCAR×AWARE 女性アーティスト リサーチフェローシップ」 第1回2026年度採択フェローを4月15日(水)に東京日仏学院で発表
- 2026年03月16日
- 14:00
- 独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター
- 公共・政治

![]() 所蔵および写真提供:公益財団法人アルカンシエール美術財団/原美術館ARC ©Tabaimo |
![]() 霧の彫刻#47610、2021年、長野県立美術館 ©Fujiko Nakaya ©Nagano Prefectural Art Museum |
![]() 1989年制作/2006年設置、横須賀美術館 2023年撮影:山本糾 |
![]() ©The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates, Tokyo, Pace Gallery, New York and Stephen Friedman Gallery, London. 撮影:福永一夫 |
![]() (山村コレクション) ©Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo |
![]() 「日本で見られるアート100選」ロゴ |

| 金井直(信州大学人文学部教授) 現代の美術の流れをつくってきた作家・作品をしっかり紹介することと、その流れを見直すうえで、あるいは、これからの流れをつくっていくうえで重要な作家・作品をできるだけ加えることを考えて、選定にあたりました。さらに意識したのは、全国各地の美術館の作品をなるべく多く選ぶことでした。これには地域の美術を顕彰すると同時に、地域の美術館の収集活動を評価・応援したい思いがありました。今回の100選が各地の美術館の魅力再認識の一助となれば、なによりです。 |
| 川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター、元高知県立美術館企画監兼学芸課長) 今回の選定ではさまざまな観点が浮上しましたが、中でも地域と男女比のバランスを重視できたことはとても良かったと思っています。地方の美術館が編み上げた地域美術のコレクションには、近現代美術の歴史を問い直す重要な作品が数多くあります。女性作家たちの優れた作品群からは、男女が共につくってきた時代や社会のあり方についても学ぶことができます。 |
| 木村絵理子(弘前れんが倉庫美術館館長) 「日本で見られるアート100選:現代アート編」というタイトルが、そもそも何を指すのか?枠組みをどう設定し、どのような基準で選定するのかについて協議する時間は、個別の作品についての議論と同等の時間を要したように思います。(中略)もう1点強調したいのは、2025年現在の視点が重視されていることです。発表当時の影響力以上に、ジェンダーバランスや地域的な多様性といった観点から、時代を経た今、取り上げるべき作品が重視され、加えて、作品を所蔵する美術館とアーティストとの関係性にも力点が置かれています。 |
| 島敦彦(国立国際美術館長) 制作年代、男女比、地域のバランス、分野、国際性、今後の評価、話題性などさまざまな指標を考慮して、とにかく今あらためてご覧いただきたい作品群にまとめ上げることに努めました。選定作品は、各地の美術館でいつでもご覧いただけるものもあれば、いろんな事情で展示機会の少ないものも含まれます。しかし、何かの折に当該館あるいは貸出先の美術館で実見できる場合もありますので、多くの皆様に各地の美術館の魅力的なコレクションに注目していただきたいと切に願っています。 |
| 関直子(早稲田大学文学学術院教授・埼玉県立近代美術館特任館長) 選定の議論にあたりまず留意したことは、各年代で、新たな表現として注目された女性美術家の活動のありようを、代表的な作品によって辿ることができるようにすることでした。(中略)また、社会の構造やメディア環境が激変した2000年代以降に活動を開始した世代の制作活動が、それ以前の作品群と接続するものでもあることがわかるよう、多様な表現をとりあげました。 |
| 桝田倫広(東京国立近代美術館主任研究員) この100点に対して、誰彼が入っていない、あの作品が入っていない、という声がすぐにでも聞こえてきそうです。そうなんです。日本の現代アートの面白い作品は、100点なんかに収まるものではありません。ぜひここに選ばれた作品たちを見る旅に出て、日本の美術館、そしてそこにある作品たちの豊かさを改めて実感してほしいと思います。そしてみなさんがそれぞれの100点、いや1,000点を選ぶきっかけになればと思います。 |