プレス発表「セキュリティ・キャンプ2026コネクト」を開催
~多様なバックグラウンドから複眼思考でセキュリティを検討する新アプローチ~
公開日:2026年3月30日
独立行政法人情報処理推進機構
| 独立行政法人情報処理推進機構(IPA、理事長:齊藤裕)と一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会は、2026年3月26日(木曜日)〜29日(日曜日)の4日間、「セキュリティ・キャンプ2026コネクト」を開催しました。本プログラムは様々な専門性を持つ人材がセキュリティ視点を学ぶことで、新たな価値創出につながる課題解決力を養うことを目的とした育成事業です。多様な分野をバックグラウンドに持つ学生らが集まり、活発な学びと交流が行われました。 |
■イベント内容
1.多様なバックグラウンドを持つ学生が参加
AI・法律・工学・政策メディアなどを専攻する受講生が、セキュリティの観点を身に付けながら互いに学びあい、セキュリティと専門分野をかけあわせた視点で自分の専門分野を捉え直すことで、従来とは異なる新たな気づきや学びが生まれました。
2.各クラスで実践的な講義と演習を実施
法律クラスでは、サイバーインシデント対応演習、法律相談ロールプレイ、法務実務のケーススタディなどを通して、法的判断・技術的判断という両面からの理解と、実務的対応力の習得に挑みました。
AIレッドチーミング・クラスでは、プロンプトインジェクション攻撃の再現、LLMアプリケーションの脆弱性理解と防御手法などを学び、 AIを安全に利用するための「攻撃・防御」の実践スキルの獲得を目指しました。
〇法律クラス受講生のコメント
「大学では講義によるインプットが中心ですが、今回のセキュリティ・キャンプコネクトでは、弁護士である講師とのロールプレイや受講生同士のディスカッションなど、自分の知識をアウトプットする貴重な機会となりました。他の受講生からの質問に対してうまく回答できない場面もあり、理解があいまいだったことに気づき自分の現状把握にもなりました。
また、法律の専門家と直接対話できたことも大きな収穫でした。弁護士事務所の見学会は希望者が多くなかなか参加できず。運よく参加できても長時間お話を伺える機会はほとんどありません。しかし今回のプログラムでは、普段聞けない実務の裏側や、気になっていた点の相談ができ、知識の幅を大きく広げることができました。
これらの体験は、今後の学びや研究に向けた強い刺激となり、自分の進路や専門性をさらに深めるきっかけとなりました。」
〇AIレッドチーミングクラス受講生のコメント
「AIクラスでは、受講生同士が攻撃と防御の両面を実践する演習があります。AI特有の脆弱性を肌で理解できるこのプログラムは、セキュリティ・キャンプコネクトならではの体験であり、通常の学習環境では得がたい貴重な機会です。また、脆弱性を見つけるポイントが人によって異なるため、新たな視点を得ることもできました。
さらにコネクトワークでは、脅威分析や法制度など、自分とは異なる分野を学ぶ受講生とチームを組み、課題解決に向けたディスカッションを重ねました。自分にはなかった考え方に触れ、知識の幅が大きく広がり、学びを深めることができました。」
IPAとセキュリティ・キャンプ協議会は、今後も本プログラムを通じて、セキュリティ人材の多様化と裾野の拡大を進め、日本のセキュリティ基盤を支える次世代人材の育成を推進してまいります。
■開催概要
名称
セキュリティ・キャンプ2026コネクト
開催日時
2026年3月26日(木曜日)〜29日(日曜日)
開催場所
マイステイズ新浦安コンファレンスセンター(千葉県浦安市明海2-1-4)
参加者
日本在住の18歳以上(2025年4月時点)かつ2026年4月時点で25〜30歳程度の学生等40名