設置に先立ち、学生向けに人工巣・デコイ(模型)の展示も実施
【本件のポイント】
・ハヤブサは、準絶滅危惧に位置づけられている希少な野生生物。
・国内大学で初めてキャンパス内にハヤブサ人工巣を設置し、都市部における猛禽類の営巣モデルに。
・人工巣の設置に先立ち、4月21日(火)から実際の人工巣やハヤブサ模型などを展示予定。
【本件の概要】
龍谷大学(京都市伏見区)は、世界的に深刻化する生物多様性の急速な喪失を背景として、「龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言※1」(2024年3月1日付)を発出しました。日本の大学では初めてネイチャーポジティブに関する宣言の発出となり、これまで宣言の具現化を推進する取り組みを行ってきました。
このたび、(一財)INPEX JODCO財団※2の協力のもと、深草キャンパスにハヤブサ人工巣を設置します。大学キャンパス内へのハヤブサ人工巣の設置は、国内大学初の事例となります。
ハヤブサは、生態系ピラミッドの頂点に位置する猛禽類であり、都市開発や感染症などの影響により個体数が減少し、環境省レッドリストにおいて準絶滅危惧 に位置づけられている希少な野生生物です。本学深草キャンパス周辺は、本学よりも高い建物が少なく、餌となる鳥類が豊富に生息するなど、ハヤブサの営巣に適した環境であることが事前調査により明らかになっています。
今回の人工巣設置は、都市部における猛禽類の新たな営巣場所を創出し、生物多様性の回復に貢献する社会的意義の高い取り組みです。今後は人工巣へのウェブカメラ等の導入も検討し、ハヤブサの定着や繁殖の状況を継続的に観察することで、生物多様性が向上・回復することに寄与するとともに、教育・研究活動にも本取り組みを生かしていきます。
なお、人工巣の設置に先立ち、学生への理解促進を目的として、人工巣の実物とハヤブサのデコイ模型、解説パネルを深草キャンパス内に展示します。本展示を通じて、希少生物の保全やネイチャーポジティブの考え方を身近に感じる機会を提供し、「深草を森にする」キャンパスづくりを一層推進していきます。
<設置計画>
設置日程:5月12日(火)~順次
設置場所・台数:深草キャンパスの8号館、21号館、紫光館に計3台
<展示計画>
展示日程:4月21日(火)~5月8日(金) 終日
展示場所:深草キャンパス灯炬館1階 「る」の森
展示内容:人工巣(実物)1台、 デコイ(ハヤブサの模型)、解説パネル
【龍谷大学の新学部について】
龍谷大学では、2027年4月に瀬田キャンパスに新たに「環境サステナビリティ学部」(仮称)※3 と「情報学部」(仮称)※3 を設置する構想に至りました。
「環境サステナビリティ学部」(仮称)では、今回の取り組み同様に「生物多様性回復」に関する学びを展開します。文系・理系を問わず、様々な学問の基礎に触れ、確信となった各自の興味に基づいて5つの「専門教育プログラム」から学びを選択します。生物多様性回復をはじめ、地域デザイン、ネイチャーポジティブ経営、資源循環利用、持続的水資源管理といった専門性を深め、実践的に課題解決に向き合える次世代の環境人材育成をめざします。(特設サイト)
https://www.ryukoku.ac.jp/newf2/about/
※1:先端理工学部や農学部、生物多様性科学研究センター等における、教育・研究・社会貢献の各分野での取組実績等を踏まえ、日本の大学で初めて発出した宣言。ネイチャーポジティブに資する教育研究や人材育成等に取り組み、持続可能な社会の実現をめざす。
(詳細)
https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/nature-positive/
※2: 株式会社INPEXが設立した財団で、アラブ首長国連邦(UAE)と日本の相互理解と友好親善の促進を目的に、環境保護や文化・教育交流に資する事業を実施している。同国アブダビ首長国環境庁とともにハヤブサを中心とした猛禽類の保全活動に取り組んでおり、人工巣の設置やモニタリング、普及啓発などを通じた保護活動を推進している。本学とは、ハヤブサ保全を目的とした基本合意書を締結している。
(詳細)
https://www.inpex-jodco-foundation.com
※3: 設置構想中。設置計画は予定であり、内容に変更が生じる場合があります。
▼本件に関する問い合わせ先
龍谷大学 財務部管理課(担当 中島)
TEL:075-645-7877
メール:kanri@ad.ryukoku.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/