学校法人創価大学(東京都八王子市/理事長:田代康則)はこのたび、八王子市内の高等教育機関としては初めてとなる事業所内保育所「学校法人創価大学つばさ保育所」をキャンパス内に開所した。これは、2010年に策定したグランドデザインに基づき、男女共同参画社会の実現に向けた法人としての具体的な取り組みの一環として、子育てを行う教職員の職業生活と家庭生活の両立を支援するもの。9月1日には開所式を開催した。
このたび開所した「学校法人創価大学つばさ保育所」は、創立50周年の2021年にむけて2010年に策定した「創価大学グランドデザイン」の女性教員支援事業の取り組みとして構想したもの。教職員の職業生活と家庭生活の両立を支援するとともに、八王子市民を対象とした枠を設け、地域にも開いた保育所として運営する。
実務は保育を手がけるNPO法人SRF Wings(サーフ・ウイングス)が行い、10名の保育士がローテンションを組んで、常時6名が従事する。0~2歳児を受け入れ、定員は10名(教職員枠7名、八王子市民枠3名)。
保育所内には乳児室や保育室、応接コーナー、屋外遊戯場(ウッドデッキ、砂場、遊具)などを設置。また、調理室では、食事の調理から提供まで可能な環境も整備されている。そのほか、多目的トイレ、沐浴室、洗濯室等の諸室とともに、防犯や床暖房の設備面にも配慮した施設となっている。
9月1日の開所式には、八王子市の石森孝志市長をはじめ、入所する乳幼児の家族、同大関係者らが参加した。学校法人創価大学の田代康則理事長が設置の経緯を報告し、「今年度は定員10名のうち、4名が入所しました(2016年9月時点)。実務経験が豊富で、保育教育にも定評のあるNPO法人SRF Wings(サーフ・ウイングス)に運営を委託しています。自然豊かな環境の中で、子どもたちには大きく成長してほしいと思います」と語った。
NPO法人SRF Wings(サーフ・ウイングス)の高橋光代理事長、高橋健司所長の挨拶に続いて、石森市長が「昨年12月に八王子市と創価大学は包括連携協定を結び、これまで以上に地域貢献の連携に力を入れております。市としても待機児童の解消に取り組んでおり、つばさ保育所で明るく元気に健やかに成長することを心から願っております」と述べた。
●創価大学男女共同参画推進センター
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