大谷大学博物館では2016年度特別展として「戦国乱世と山科本願寺」と題して、本願寺第八代蓮如が山科の地に建てた本願寺を中心に、戦国時代屈指の宗教都市として都と並ぶ繁栄を誇った「山科本願寺・寺内町」について広く紹介する。
2016年度特別展として取り上げる山科本願寺跡地は、2002年に国史跡の指定を受け、さらに2016年3月に中心部にあたる地域が「山科本願寺跡及び南殿跡」として追加指定された。
この山科本願寺とは、本願寺第八代蓮如が山科の地に建てた本願寺であり、そこには多くの商工業者も居住し、都とならぶほどの寺内町が形成され、繁栄を誇っていた。
しかし、天文元年(1532年)に近江六角氏や法華一揆などの攻撃を受け、8月24日、わずか半日にして灰燼に帰すこととなり、現在では土塁が遺るのみとなっているが、その巨大さから往時の様子をうかがうことができる。
本展覧会では、山科本願寺に関する史・資料とともに、応仁の乱の様相を知ることができる重要文化財「真如堂縁起絵巻」(下巻)や武将の古文書、浄土真宗関係の法宝物の展示も行い、戦国乱世という時代の特質について概観いただける展示となっている。
また、今回の展覧会では、博物館学芸員をめざす大学生による展示ガイドもおこなっている。
1.テ ー マ 「戦国乱世と山科本願寺」
2.会 期 2016年10月13日(木)~11月28日(月)
※日・月休館(11月21日、27日、28日は開館)
3.開館時間 午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
4.観覧料 一般・大学生 500円 高校生以下 無料
5.問い合わせ先 大谷大学博物館 tel.075-411-8483
(京都市北区小山上総町 大谷大学内響流館1F)
6.ホームページ
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/nab3mq000004riw5.html
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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