東京経済大学経済学部大久保奈弥准教授らのグループは、海洋生態系において重要な役割を担うサンゴと褐虫藻の共生関係がマイクロプラスチックにより阻害されることを、サンゴとそのモデル生物であるイソギンチャクを用いた実験により世界で初めて発見した。
多くのサンゴにとって、褐虫藻が体の中に共生することは生き残るための必須条件である。
マイクロプラスチックが海洋生物の相互関係(共生)を阻害するという知見はこれまでになく、世界中で危機に瀕するサンゴへの被害や、海洋で共生関係を維持するその他の生物への影響も懸念される。
研究内容は、科学誌『Marine Pollution Bulletin』に掲載された。
※研究内容の詳細は添付のPDFからご覧いただけます。
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