昭和女子大学(理事長・総長 坂東眞理子、東京都世田谷区)の米国キャンパス「昭和ボストン」が今年、開学30周年を迎えます。日本の大学初の海外における正式な教育機関として、これまでに1万3000人を超える学生が世界へと羽ばたいています。
世界的な学園都市に広大なキャンパス
ボストンはハーバード大学をはじめ多くの大学が集まる学園都市です。昭和ボストンは16万6000平方メートルの敷地に、寮、教室、茶室、テニスコートなどがゆったりと点在しています。
授業は少人数クラスで、ハーバード大学の大学院生など現地のアメリカ人教員が担当し、周辺地域でのボランティア活動も盛んです。
開学当初から、英米文学科(現在の英語コミュニケーション学科)の学生は全員、15週間のボストン留学が必修でした。学科全員に留学を必修とした初のケースでした。現在、英語コミュニケーション学科は半年ないし1年間、ビジネスデザイン学科は半年間の留学が必修です。
さらに現在は、学部学科を問わずサマープログラムが実施されています。多彩なフィールドワークが特徴で、歴史文化学科はボストン美術館を訪問したり、食安全マネジメント学科はグローバル企業でフードマネジメント・システムを学んだりしています。
アメリカの同世代の若者と寝食をともに
昭和ボストンでは、現地の女子学生たちがResident Assistant(寮監)として寝食をともにします。「アメリカの大学生がどんなことを感じて、考えて、生活しているのかを間近に見られて、本当のアメリカを知ることができました」。現在、世界的な総合コンサルティング会社アクセンチュアでデジタルコンサルティング本部シニア・マネジャーを務める金居幸代さん(1997年英米文学科卒)が、2年次に過ごしたボストン留学を振り返ります。
金居さんのように、ボストン留学がグローバルなキャリアに踏み出す原点になった卒業生は少なくありません。
広がる留学の意義
昭和ボストンが開学した1988年当時、日本人留学生は年間1万8000人(OECD調べ)。一方、2016年度に海外へ留学した日本人学生は97,000人に上る統計もあり、留学が身近になってきました。
本学も昭和ボストンを拠点として欧米、アジア各国に協定校を広げ、交換留学制度や両校の単位を同時取得できる「ダブルディグリープログラム」を充実させています。昭和ボストンから近郊の協定大学への留学を後押しする「ブリッジ」(架け橋)の機能を強化するべく、カリキュラムの充実を図っています。9月には記念式典を開催、さらなる発展を目指します。
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL:03-3411-6597
メール:kouhou@swu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/