例年世界から多くのバイヤーが集まる“泳ぐ宝石”
世界最大級の錦鯉品評会『第60回新潟県錦鯉品評会』開催
コロナ禍の今年は海外向けにオンラインでの取り組みも実施予定
開催日:2020年11月7日(土)、8日(日)
開催場所:新潟県小千谷市 小千谷市総合体育館コミュニティプラザ
新潟県と一般社団法人新潟県錦鯉協議会は、2020年11月7日(土)、8日(日)の2日間、錦鯉の生産者による品評会としては世界最大級の規模を誇る「第60回新潟県錦鯉品評会」を開催します。毎年、欧米・アジアなど世界各国から多くのバイヤーや錦鯉愛好家の参加があり、昨年は約1,100人以上が参加、品評会で優勝した錦鯉は数千万円の評価を得ました。今年度は新型コロナウィルスの感染対策を講じて開催する本品評会をご取材いただけましたら幸いです。
現在新潟県は、日本全国で536ある錦鯉生産者の経営体のうち331経営体を有し(※1)、推定34億円以上の生産額や、100種類近くに及ぶ生産品種を抱える「日本一の錦鯉生産地」です。県の錦鯉は主に観賞魚として、国内のみならず海外でも注目を集めており、北米や欧州、アジアやアフリカなど50以上の国や地域に対して錦鯉の輸出が行われています。また輸出金額は年々増加傾向にあり、新潟県単体の輸出金額は26億円にのぼると推定(※2)され、日本全体としての錦鯉輸出額47.2億円(※3)の6割を占めています。
錦鯉は江戸時代後期、新潟県の中越地方「古志郡二十村郷(現在の長岡市、小千谷市、魚沼市の一部)」で生まれたと言われ、新潟県は「錦鯉発祥の地」とされています。新潟県では、2017年5月5日に錦鯉を「県の鑑賞魚(※4)」に指定し、県のシンボルとして県内外や海外に向け情報発信しています。
また、全日本錦鯉振興会新潟地区では、新型コロナウィルス感染症の影響により、本品評会にお越しいただけない県外や海外の方向けに、WEBを活用した取り組みを推進しています。本年4月の緊急事態宣言下において、初の開催となった錦鯉のネット品評会「インターナショナル・ニシキゴイ・ウェブグランプリ」は、国内外から約730匹の錦鯉が登録され、11日間で11万アクセス、投票数は6万5,000件を超えるなど大きな反響がありました。
新潟県では今後も、世界中の仲介業者や輸出業者と錦鯉の在庫情報をオンライン上で共有できる「錦鯉在庫表示システム」や実際にオークション販売を行う「会員制錦鯉webオークションシステム」などの整備を予定しており、オンラインを活用した錦鯉のPR及び販売を行うことで、新型コロナウィルス感染症の影響により停滞しつつある新潟県内の錦鯉産業の活性化を推進してまいります。
※1 2018年漁業センサス ※2新潟県水産課調べ ※3 平成31年度金額 出典:財務省「貿易統計」
※4 一般的には「観賞魚」と表記しますが、錦鯉が美術的な価値があるという意味を込め、あえて「鑑賞」の文字を使用
【第60回新潟県錦鯉品評会開催概要】
【日時】
2020年11月7日(土)…出品鯉搬入及び審査(8:00~14:00)/
一般公開(14:00~17:00)
2020年
11月8日(日)…表彰式(11:00~)/一般公開(8:00~14:00)
※ご取材も可能です。事前にお問合せください
※一般観覧者は参加費500円(小学生以下無料)
【開催場所】
新潟県小千谷市 小千谷市総合体育館コミュニティプラザ (新潟県小千谷市大字桜町4915)
【アクセス(東京方面からお越しの場合)】
<車>関越自動車道 小千谷IC▶約2分
<電車>上越新幹線長岡駅▶JR上越線小千谷駅からバス15分
【主催】
新潟県、一般社団法人 新潟県錦鯉協議会
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