採用予定数は「前年並み」が最多。企業は「質」にこだわる傾向が強まる。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、「マイナビ2022年卒 企業新卒採用予定調査」を発表しました。本調査は、企業の新卒採用に対する意識や採用活動全体の動向を把握することを目的に、2001年(2002年卒)以来、毎年実施しています。
《TOPICS》
◆WEB活用が広がりコロナ禍であっても採用活動を予定通り実施できるため、採用スケジュールは2021年卒より早くなる見込み【図1、2】
◆採用予定数は「前年並み」が最多だが、「質」にこだわる傾向が強まる【図3、4、5、6】
◆ジョブ型雇用の導入についての賛成か反対かについては、「どちらともいえない」という回答が約6割【図7、8】
【調査概要】
22年卒の採用スケジュールを聞いたところ、「エントリー受付」「個別企業セミナー」「ES(エントリーシート)結果通知」「面接」を3月に開始する割合が最も多く、「内々定出し」は4月開始が最多となった。緊急事態宣言を受けて採用活動が中断した2021年卒の実績と比較すると、2022年卒の3月から5月に「内々定出し」を開始する割合は前年を上回り、6月は前年を下回っている。2022年卒はWEBなどを活用することにより、コロナ禍であっても予定通り採用活動を実施できる見込みで、前年に比べ進捗が早くなると考えられる。【図1、2】
新卒採用予定数は、「前年並み」が大学(文系)で57.0%、大学(理系)で59.1%、大学院(理系)で48.3%と、いずれの属性でも最多となった。新卒採用を実施する理由としては、「組織の存続と強化(活性化)」が70.0%、「年齢など人員構成の適正化」が59.4%で回答割合が高い結果となった。どの属性でも採用予定数を「増やす」という割合は前年比で減少しているものの、現時点の経営状況よりも、数年先の将来を見越したうえで新卒採用を実施する必要性を感じているようだ。【図3、4】
「質・量の優先度」について聞いたところ、大学(文系)、大学(理系)、大学院(理系)の全ての属性で約9割が「質を優先」としており(「徹底して質」+「量よりは質」の合計)、「質」にこだわる傾向が高まっていることが分かる。また、新卒採用における「質」とは何か具体的に聞いたところ、「カルチャーフィット(価値観のマッチング、自社に対する熱意など)」や「人柄(対人スキル、素直さや誠実さなど)」を重視する傾向がみられた。【図5、6】
新卒採用における「ジョブ型雇用」の導入について聞いたところ、賛成か反対かという問いについては「どちらともいえない」という回答が59.7%で最多となった。ジョブ型雇用の導入に関する検討状況については「導入を検討したことがない(議題としてあがったことがない)」という回答が64.5%で、まだ議論が深まっていない企業が多数派であるようだ。
しかしながら、導入するか検討している割合は13.0%で1割を超えており、現在も一部の企業では「ジョブ型雇用」の導入が議論されていることが分かる。【図7、8】
【図1】22年卒採用スケジュール(各フェーズの開始時期)
【図2】「内々定出し」開始時期
【図3】採用予定数(前年調査との比較)
【図4】新卒採用を実施する理由(上位抜粋)
【図5】質・量の優先度
【図6】人材を見極める際に重視すること
【図7】「ジョブ型雇用」の導入に賛成か反対か
【図8】「新卒採用」において「ジョブ型雇用」の導入を実施もしくは検討しているか
【調査概要】「マイナビ 2022年卒 企業新卒採用予定調査」
○調査期間/2021年年2月1日(月)~2月20日(土)
○調査方法/新卒採用実績のある国内企業に回答用紙を郵送、採用・研修担当者のための新卒採用支
援情報サイト「新卒採用サポネット」会員にメールマガジンにて案内、マイナビ2022利
用企業担当者宛にメールマガジンにて案内、弊社営業担当より各企業様にご案内
○有効回答数/2,142社(上場462社、非上場1,680社/製造850社、非製造1,292社)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(
https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社マイナビ
社長室 HRリサーチ部
Tel:03-6267-4571 Fax:03-6267-4145
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【当社に関するお問い合わせ先】
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