研究発表・紀要に加え、小・中学校は今年度行った実際の理科・生活科の授業映像とその指導案を掲載
公益財団法人 ソニー教育財団(会長 盛田 昌夫)は、前年度(2019年度)に教育・保育実践論文で「最優秀」に輝いた2校2園の素晴らしい実践を広く全国の先生方にご紹介するため、動画による研究発表やPDF版の研究紀要、小・中学校においては実際の授業を撮影した映像とその指導案を、ソニー教育財団のウェブサイトにて公開いたします。
毎年実施していた「最優秀校全国大会」、「最優秀園実践発表会」には、会場となる学校・園に300から500名の先生方にお集まりいただいておりましたが、今年度は感染症拡大に配慮し、ウェブ発表とさせていただきました。子どもたちの様子を実際に見に来ていただくことはできませんが、受賞校・園の日々の研究や工夫を、動画や映像を通じ、例年よりももっと多くの先生方・教育関係者のみなさまに公開することで、全国の先生方の実践に役立てていただけることを期待しています。
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「研究発表・授業実践映像」ウェブ公開
発表校・園(2019年度最優秀受賞)
■北九州市立藤松小学校(福岡県)
研究発表(動画)、研究紀要(PDF)、1から6年生までの授業映像と指導案
■豊川市立南部中学校(愛知県)
研究発表(動画)、研究紀要・指導案(PDF)、1年生の授業映像
■国立大学法人福島大学附属幼稚園(福島県)
研究紀要(PDF)、2020年11月7日に実施したオンライン発表会の研究発表パート(録画)
■京都市立中京もえぎ幼稚園(京都府)
2021年1月26日に実施したオンライン発表会の研究発表パート(録画)
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審査委員長からのメッセージ
■「ソニー子ども科学教育プログラム」
御手洗 康氏 / 学校法人共立女子学園 学園長 理事長元文部科学事務次官
ソニー教育助成60周年を迎えた2019年度に、最優秀校に輝いた藤松小学校、南部中学校の授業実践や研究を、ウェブを利用し、実際に先生が撮影した授業映像なども含めて広く全国の先生方に公開できることを大変嬉しく思っています。実践を振り返り、指導方法の改善と指導力の向上を図ることは、児童・生徒の成長に繋がります。受賞校の先生方の日々の努力とアイデアによる実践をぜひご覧ください。
■「ソニー幼児教育支援プログラム」
小泉 英明 氏 / (株)日立製作所 名誉フェロー
研究発表の様子を公開いただいた福島大学附属幼稚園、中京もえぎ幼稚園では、子どもの主体性を尊重した保育が展開されています。保育者間のカンファレンスや記録の工夫、保護者や地域との連携など、周囲の大人も協働して子どもの成長を支えることの重要性を学ぶことができます。公開保育を実際に見ていただくことができないのは残念ですが、受賞園の想いがこもった実践を、より多くの方にお届けできることを嬉しく思います。