現在、学校法人昭和大学(東京都品川区/理事長:小口 勝司、以下「昭和大学」)を主体に全国11施設が共同で医師主導治験(課題名:「PD-L1高発現未治療進行非小細胞肺がんに対するネシツムマブ+ペムブロリズマブ療法の第II相試験」)を実施しています。この治験に付随して行う探索的研究は、肺がんに対する治療を大きく発展させる意義があると考えています。昭和大学では初めてとなる本研究の推進のため、研究費をクラウドファンディングにて募集いたします。詳細説明のため、5月18日(火)に記者会見をオンラインで開催いたします。
昭和大学では、初めて医師主導治験を実施し、進行肺がんに対して、患者さんの免疫力を高め、患者さんの生存率をできるだけ高く維持する薬物治療の開発を目指しています。
本治験は、従来の企業主導型治験とは異なり、潤沢な研究費がありません。臨床試験の実施に必要な経費は賄うことができますが、本治験の患者さんの血液試料などを利用し、付随探索研究を実施するには不足しています。
今回の付随探索研究は、本治験の評価に直接影響する患者さんの免疫力を「血液中物質と腸内細菌」の解析によって、どの患者さんが本治療法によく効く免疫力をもっているか検討します。この研究の成果が、がん患者の''カンガルーテール現象''(図1:カンガルーの尾のように生存率が維持されるという概念)の極めて重要な基礎的エビデンスとして大きく役立つと考えています。
本付随探索研究について広くご理解とご賛同をいただいた方々から、ご寄付いただいた研究資金を基に、今後の新しい治療法の開発に貢献できる質の高い研究を実施していきます。
本付随探索研究は、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」を活用して研究資金を募ります。クラウドファンディングでの研究費寄付のお願いと研究内容の説明のため ''オンライン記者会見''を開催いたしますので、下記のとおりお申し込みのうえご参加ください。
▼記者会見概要
・日時:2021年5月18日(火)11:00~12:00
・会場:オンライン開催(ZOOM)
▼記者会見の申込み
https://forms.gle/yppcjEAaB4eL927F8
(申込み締切り:5月14日(金))
▼本件に関する問い合わせ先
昭和大学医学部 内科学講座腫瘍内科学部門(担当:五十畑)
TEL&FAX: 03-3784-8661
E-mail: y.isohata50@cnt.showa-u.ac.jp
〒142-8666 東京都品川区旗の台1-5-8
▼本件リリース元
学校法人 昭和大学 総務課(広報担当)
TEL: 03-3784-8059
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/