【本件のポイント】
・「龍谷大学だからこそ」のSDGsの捉え方である「仏教SDGs」。これを踏まえて、龍谷大学の今後のSDGsに関する取り組みの方向性を策定し公表する。
・本宣言は、「誰一人取り残さない」教育、研究、社会連携など、2039年の本学創立400周年の将来像を見据えた長期計画である「龍谷大学基本構想400」の具現化に繋がる。
・ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士も本学の取り組みに賛同し、応援メッセージを寄せていただいた。
【本件の概要】
COVID-19によるパンデミックは、貧困、飢餓、社会的分断、様々な格差の深刻化といった社会課題を浮き彫りにしました。社会や人々の幸福や健康を表す「ウェルビーイング」をはじめとしたSDGsの達成の重要性はますます高まっているといえます。
今般、龍谷大学の掲げる使命の具現化を推進するにあたり、本学だからこその取り組みによりSDGs達成に貢献することへの誓いを宣言しました。
推進にあたっては、大学として重要な使命であるこれからの社会を担う「人」を育成するとともにユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター(※)を拠点とし、ソーシャルビジネスの分野をはじめ、様々な研究分野において、世界の人々と連携してまいります。
なお、「SDGs宣言」の掲載に加えて、これまで本学が組織的に取り組んできた内容は「取組実績」として紹介しています。(
https://www.ryukoku.ac.jp/sdgs/goal/ )
※ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター:
https://ysbrc.ryukoku.ac.jp/
世界に97カ所(2021年11月20時日時点)ある「Yunus Social Business Centre (YSBC)」の1つ。日本では九州大学と本学にのみ設置。
参考:
https://retaction-ryukoku.com/284
【宣言の内容】
龍谷大学は、次の点を重視し一人ひとりが主体となってSDGsに資する取り組みを推進することを宣言します。
龍谷大学は、「龍谷大学基本構想400」に掲げた「『まごころ~Magokoro~』ある市民を育み、新たな知と価値の創造を図ることで、あらゆる『壁』や『違い』を乗り越え、世界の平和に寄与するプラットフォームとなること」を具現化し、SDGsの達成に貢献することを誓い、ここに「龍谷大学SDGs宣言」を発出します。
1. 持続可能な社会を担う「まごころ」ある市民の育成に取り組みます。
2. 仏教の観点から世界の平和に寄与する学びと研究を推進します。
3. パートナーシップで経済と環境が調和する持続可能な地域社会の構築に取り組みます。
4. 多様性やジェンダー平等を重視し、誰もが自分らしく過ごせるキャンパスを実現します。
5. 国際的なイニシアチブ等を踏まえ、人権の尊重、強制労働並びに児童労働に反対する姿勢をここに表明し、環境問題や腐敗防止に積極的に取り組みます。
【宣言の全文】
別紙のとおり。以下のURLからもご覧いただけます。
「龍谷大学 SDGs宣言― 仏教SDGsの推進 ―」
https://www.ryukoku.ac.jp/sdgs/about/index.html
【ムハマド・ユヌス博士のコメント】
この度の龍谷大学の発表は、大胆で若者に大きな影響を与える。若者から「なぜ取り組まなければならないのか」「どうすればよいのか」などの質問が出てくる。それがSDGsのコアになる。若い世代が地球で生きていくためにSDGsを達成しなければならない。
※2022年1月31日オンライン講演会3 ZERO Club「ユヌス博士と、スリランカ・日本の若者との対話」内にて
問い合わせ先:
龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター
(龍谷エクステンションセンター(REC<レック>)事務部内)
Tel 075-645-2098 e-mail:ysbrc@ad.ryukoku.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/