関西大学は2022年6月5日に「大学昇格100年」を迎えます。これに伴い、6月5日(日)当日に大学昇格100年記念式典およびシンポジウムを挙行します。
【本件のポイント】
・2022年6月5日、大学昇格100年を記念した式典およびシンポジウムを挙行
・式典では作曲者である山田耕筰が歌唱した学歌のレコードを鑑賞 ※学歌も制定100年
・シンポジウムのテーマは「大大阪の誕生と旧制関西大学の出発 -山岡順太郎と学の実化-」
1886年11月4日、本学の前身である関西法律学校は、大阪西区京町堀の願宗寺において開校しました。その後、専門学校令に基づく私立学校にも帝国大学と同等の資格を認める大学令が公布されたことを機に、山岡順太郎(*1)のリーダーシップの下、大阪財界の支援を得て1922年に念願の大学昇格を果たしました。
式典当日は、「大大阪の誕生と旧制関西大学の出発-山岡順太郎と学の実化-」と題したシンポジウムを実施。大阪公立大学の橋爪紳也氏による基調講演「大大阪の誕生」の後、本学の研究者らを交えてパネルディスカッションを行います。
本学にとってメモリアルイヤーである1922年(大学昇格、学是「学の実化(*2)」の提唱、「学歌」の制定、千里山学舎の開設など、本学の礎を築いた年)当時を、大阪の街の発展とともに振り返ります。
<大学昇格100年記念式典・シンポジウムの概要>
【日 時】6月5日(日)10:00 ~ 12:30
【場 所】千里山キャンパス 第2学舎BIGホール100 ※ライブ配信およびアーカイブ配信あり
【プログラム】
●10:00 ~ 10:20 記念式典
○学歌静聴:作曲者・山田耕筰が歌唱、録音したレコードの鑑賞
○挨拶:芝井 敬司(学校法人関西大学理事長)、前田 裕(関西大学学長)
●10:30 ~ 12:30 シンポジウム「大大阪の誕生と旧制関西大学の出発 -山岡順太郎と学の実化-」/〔司会・コーディネーター〕市原 靖久(関西大学法学部教授)
○基調講演:「大大阪の誕生」/橋爪 紳也(大阪公立大学研究推進機構特別教授、同大学観光産業戦略研究所長)
○パネルディスカッション
〔パネリスト〕
橋爪 紳也
藪田 貫(関西大学名誉教授、兵庫県立歴史博物館館長)
官田 光史(関西大学文学部准教授)
橋寺 知子(関西大学環境都市工学部准教授)
熊 博毅(元関西大学年史編纂室職員・学芸員)
(*1) 山岡順太郎 (第11代学長、総理事)
大阪商船(現在の商船三井)や大阪鉄工所(現在の日立造船)など数多くの会社の社長・役員等を務め、1917年から1921年まで大阪商業会議所会頭。1920年、関西大学評議員に推挙され、1922年5月総理事に選任された。翌年には学長に選任される。千里山学舎建設や大学昇格などの大事業を遂行した本学中興の祖。
(*2) 学の実化 (がくのじつげ)
山岡順太郎が提唱し、以降、本学の教育研究活動の理念となっている学是。大学は教育研究に実社会の知識や経験を取り入れ、社会は大学の学術研究の成果を取り入れることによって、「学理と実際との調和」を求める考え方。
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2022/No8.pdf
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