弘前大学(青森県弘前市)の前身の一つである旧制官立弘前高等学校で学んだ太宰治は、故郷・家族・社会・芸術などに向けた豊かな感受性をもって作品を世に発表していきました。そのなかで、彼の中期の佳品として名高い小説『津軽』(1944年)は、太宰の卓越した観察眼と深い洞察にもとづいて編まれており、地域の地誌、地域論として読むこともできます。
弘前大学では、太宰治のこの事績を記念して―弘前大学太宰治記念「津軽賞」―を設立しました。そして、高校生の皆さんが自ら地域を探究することを通じて、自分が本当に学びたいことに気づいてもらうことを目的に、 第1回地域探究論文高校生コンテストを実施します。
【応募資格】
日本国内の高等学校に在籍する高校生(学年は問いません)
【募集部門】
個人・グループの2部門に分けて小論文(日本語に限る)を募集します。各部門の規定字数は以下の通りです。
・個人部門
(規定字数 1,200字以内) 独創的な地域論・地域提案で、自分の力を試してみよう
・グループ部門(3人以内)
(規定字数 2,000字以内) 「総合的な探究の時間」のチャレンジ目標として、 グループで応募してみよう。
※写真・図・表の掲載は上記の字数制限には含めず、2点まで可とします。
※グループ部門に応募する高校生は、原則として同じ高等学校に在籍することとします。
【小論文のテーマ・応募分野】
自らの地域についてオリジナルな視点で研究し、既定の字数以内で表現した小論文を募集します。下記の応募分野を参考にテーマを設定し、研究を進めてください。なお、審査の進行上、応募の際は応募分野を明記してください。
応募分野1 「歴史・文化・社会」
応募分野2 「技術・環境・食」
応募分野3 「ライフ・健康・教育」
【賞の内容】
個人部門・グループ部門
●津軽賞(最優秀賞)[ 各部門 1点 ]
・賞状、楯
・副賞(図書カード3万円分)
・記念品(弘大グッズ、特製太宰クリアファイル)
・弘前大学ツアー招待
●優秀賞 [ 各部門 3点/分野毎に決定 ]
・賞状、楯
・副賞(図書カード1万円分)
・記念品(弘大グッズ、特製太宰クリアファイル)
●佳作[ 各部門 6点/分野毎に決定 ]
・賞状
・記念品(弘大グッズ、特製太宰クリアファイル)
●特別賞(審査員賞)[ 各部門 3点/分野毎に決定 ]
・賞状、楯
・記念品(弘大グッズ、特製太宰クリアファイル)
●奨励賞[参加者全員]
・記念品(特製太宰クリアファイル)
〔賞の発表方法〕
各賞の結果発表については、弘前大学のホームページに「氏名・高等学校名・小論文のタ イトル及び概要等」を掲載するとともに、個人部門の場合は受賞者本人に、グループ部門の 場合は受賞したグループの代表者に、結果を通知します。
なお、各賞の発送は参加者が在籍する高等学校に行います。
〔賞の結果発表時期〕
令和5年1月(予定)
【募集期間】
〔第1回〕令和4年9月1日(木)~令和4年10月31日(月)
※弘前大学HPの応募フォームにより応募を受け付けます。
(URL:
https://tsugarusho.hirosaki-u.ac.jp/ )
【小論文審査】
審査のポイント次のような論文を高く評価します。
a.地域やテーマについて十分に調べられている論文
b.研究方法や結論に至るプロセスが創意に富んでいる論文
c.論理的に主張が述べられている論文
d.独創的でユニークな視点あるいは提言がある論文
【応募の留意事項】
(1)応募する小論文はオリジナル作品とします。また、他のコンテスト等と重複した応募や過去に他で受賞された小論文の応募は対象外となります。
(2)小論文の著作権は応募者に帰属しますが、HPの掲載や出版等のため主催者が無償で利用することを予め認めるものとします。
(3)応募にあたって、文献・論文、新聞・雑誌記事、インターネット、講演など第三者の研究・著作物を参考にした場合は、出典を必ず明記してください。不備がある場合は、主催者協議の上で審査対象外とすることや、審査結果発表後でも受賞を取り消すことがあります。
(4)応募後は、小論文の修正等は出来ません。
【応募方法等について】
(1)応募方法等指定期日までに大学HPの応募フォームに入力してください。
(2)個人情報保護の観点から、応募者の応募内容は、「弘前大学太宰治記念 津軽賞」に関連する目的以外で用いることはありません。
(3)審査についての個別のお問い合わせには応じかねます。
(4)小論文の原稿は、PDFデータ(ファイルサイズは5MB以下)に変換して、応募していただきます。
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/