シーメンスヘルスケアのフォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha」が、急性期医療を担う、板橋中央総合病院で稼働開始

  • 「NAEOTOM Alpha」の導入は国内3台目となり、急性期医療を担う総合病院では初めての導入
  • 迅速な検査が必要な患者さんへ、フォトンカウントティングCTによる高精細、低被ばく、スペクトル解析の特性を活かした、より安全・最適な医療を提供
  • 板橋中央総合病院は、「NAEOTOM Alpha」などの高度先進医療機器と各専門分野の優れた医療技術を駆使して、地域の患者さんやその家族一人ひとりのニーズに応える医療の実現を目指す
シーメンスヘルスケア株式会社(東京都品川区、代表取締役社長: 森 秀顕、以下 シーメンスヘルスケア)は、フォトンカウンティング検出器を搭載した次世代CT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」の国内3台目の導入が、板橋中央総合病院となりましたことをお知らせいたします。この導入は、急性期医療を担う総合病院として初めてとなります。
「NAEOTOM Alpha」を導入いただくことにより、より迅速で安全な治療を求める患者さんへ、精密な検査・診断による最適な医療を提供し、地域医療へのさらなる貢献ができればと考えます。尚、板橋中央総合病院では本製品を使用した診断を2022年8月25日より開始しています。


「NAEOTOM Alpha」は、Siemens Healthineers AG(ドイツ・エアランゲン)が、半導体メーカーである株式会社アクロラド(沖縄県うるま市、代表取締役社長:大野 良一)と15年にも及ぶ研究開発の末、実用化されました。急速な少子高齢化に伴う疾病構造の変化や、医療技術の進歩と高度化が進む日本の医療環境において、病気の早期発見や正確な診断、患者さんの負担軽減などへの貢献が期待されています。

板橋中央総合病院に導入された「NAEOTOM Alpha」
販売名 ネオトム Alpha (認証番号:304AIBZX00004000)


板橋中央総合病院は、「安全で最適な医療を提供し、愛し愛される病院として社会に貢献する」ことを理念に、創設以来、急性期の総合病院として地域医療に貢献しています。この度の「NAEOTOM Alpha」導入は、IMS(イムス)グループの基幹病院として、高度先進医療機器と各専門分野の優れた医療技術を駆使して、地域の患者さんやその家族一人ひとりのニーズに応える医療の実現に貢献するという想いをさらに推進するため、決定されました。通常の検査において広く患者さんへご使用いただくほか、迅速な検査・診断がもとめられる状況において、フォトンカウントティングCTによる、高精細、低被ばくかつスピーディーな検査と、スペクトル解析の特性を活かした画像情報の提供によって、より安全で最適な医療の実現を目指しています。

板橋中央総合病院の加藤 良太朗 院長は、「循環器疾患のように迅速な診断が求められる場合に効果を発揮するばかりでなく、女性や小児など放射線の影響を受けやすい患者さまにも負担が少なく、まさしく当院の理念である『安全で最適な医療』につながると考えています。また、フォトンカウントティングCTによって医療による苦痛を減らすことができれば、患者さまにとって受診への不安も軽減され、さらなる地域での健康増進にもつながると期待しています」と述べています。


      
「NAEOTOM Alpha」で撮影した心臓の画像 板橋中央総合病院 提供
右冠動脈に経皮的冠動脈形成術(PCI)後の症例。NAEOTOM Alphaは分解能が高い画像が得られ、従来
アーチファクトの影響を受けていたステント内の評価が可能となった(A)。またステント部以外にも
冠動脈プラークの分布や性状が鮮明に評価可能であり、治療方針の決定に貢献した(B)


シーメンスヘルスケア ダイアグノスティックイメージング事業本部 事業本部長 桜井 悟郎は、以下のように述べています。「板橋中央総合病院様がNAEOTOM Alphaをご評価いただき、ご導入を決定されましたことを大変光栄に思います。NAEOTOM Alphaは、今までのCT装置の立ち位置を超えて、より正確で詳細な情報を提供できるポテンシャルを持ったCT装置です。急性期医療の最前線で、正確・迅速な画像診断を必要とする患者さん一人ひとりに対して、安全で最適な医療の提供に貢献できることを期待しています。」

シーメンスヘルスケアは、画像診療にブレークスルーをもたらすことが期待される「NAEOTOM Alpha」を通して、日本の医療従事者の方々と共に、ひとりでも多くの検査を受ける方が質の高い医療へアクセスできるよう取り組み、日本のCT装置の活躍の場を拡げてまいります。


■「NAEOTOM Alpha」について
本製品は、Siemens Healthineersがアクロラドとともに開発した「フォトンカウンティング検出器」を搭載しております。主に被ばくを低減しつつ高分解能な画像を臨床利用できるという点で、従来のCT装置から大きなイノベーションを果たしました。

フォトンカウンティング検出器は、従来の検出器のようにX線光子を可視光に変換するのではなく、各X線光子とそのエネルギーレベルを直接検出するため、より少ない放射線量で高解像かつ有用なデータを提供することができます。また、被ばくを抑えることができるため、患者さんや検査を受ける方の負担を減らしつつ正確で包括的な検査が可能となります。その応用範囲は、腫瘍や心臓の診断から肺のフォローアップ検査まで、幅広く多岐にわたります。


        
「NAEOTOM Alpha」で撮影した心臓における石灰化除去 サウスカロライナ医科大学 提供

本製品に関する情報は、ホームページの製品紹介ページをご覧ください。
URL:
www.siemens-healthineers.com/jp/computed-tomography/photon-counting-ct-scanner/naeotom-alpha


■板橋中央総合病院について
板橋中央総合病院は、『安全で最適な医療を提供し、「愛し愛される病院」として社会に貢献する』ことを理念として掲げ、高度先進医療機器やコンピュータによる設備管理といったハード面の充実だけでなく、全スタッフが最高の医療技術とコミュニケーションを、受診される皆様やその家族一人ひとりに提供できるよう努めています。
また、地域住民の皆様が安心して受診しやすく、早期の診断と治療ができる体制・機能として特定機能病院と地域医療施設の中間の位置づけを担っております。
https://ims-itabashi.jp/about/

Siemens Healthineersについて
Siemens Healthineersは、2016年にシーメンス AGより独立経営となったヘルスケア事業の新ブランド名です。
Siemens Healthineers AGはドイツ・エアランゲンを本拠とし、世界70ヵ国以上に拠点を置くメドテックカンパニーです。「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ。」というPurposeのもと、次世代医用技術において重要性を増すAI搭載のアプリケーションやデジタル製品を提供するなど、診断・治療を目的とした製品及びサービスのポートフォリオを継続的に発展させています。これらの新しいアプリケーションは、画像診断や検体検査から、画像ガイド下治療や革新的ながん医療に至るまで、当社の基盤を強化するものです。また、医療従事者が高品質で効率的なケアを提供できるよう、デジタルヘルスケアサービスや病院経営に関するソリューションも積極的に拡充しています。
2020年10月~2021年9月末までの2021年度において、Siemens Healthineersの売上は180億ユーロ、純利益は31億ユーロ、全世界の社員数は約6万6,000人でした。詳しい情報はこちらでご覧いただけます。
グローバルサイト:www.siemens-healthineers.com
日本のサイト:www.siemens-healthineers.com/jp/
本件に関するお問合わせ先
報道機関からのお問い合わせ先
シーメンスヘルスケア株式会社
コミュニケーション部 丹野
TEL: 090-4913-8598
Email : yukari.tanno@siemens-healthineers.com

<広報代理>
株式会社プラップジャパン
担当:手川・大内・相良
Email : pr.siemens_healthcare@prap.co.jp

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この企業の情報

組織名
シーメンスヘルスケア株式会社
ホームページ
 
代表者
森 秀顕
資本金
4,103,300 万円
上場
非上場
所在地
〒141-8644 東京都品川区大崎1丁目11番1号ゲートシティ大崎ウエストタワー
連絡先
03-3493-7500

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