日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、SDGsの取り組みの一環として「フードドライブ※1 @JWU」を初めて実施しました。
本活動には、学生組織である「JWU PR アンバサダー※2 」も告知や運営に協力し、家庭で余っている食品を回収後、11月28日(月)からの1週間で、回収した食品と賞味期限の近づいた本学の防災備蓄品の配布を行いました。
■本活動の実施背景
例年、本学では、賞味期限が近づいた防災備蓄品を指定の場所に置き、学生が自由に持ち帰っていただく形で防災備蓄品入れ替えを行っています。しかし、食品の種類によっては学生に持ち帰っていただけず余ってしまうという課題がありました。本活動は、学生同士が家庭に余っている食品をシェアリングするという体験を通して、食品ロス問題について関心を持ってもらうと同時に、防災備蓄品の消費を促すことを目的として実施しました。
■食品回収、配布実績
・食品回収(期間:11月14日~11月25日)
全195点:缶詰、乾麺、精米、飲料、菓子類など
・食品配布(期間:11月28日~12月2日)
上記195点および防災備蓄詰め合わせ1500セット
■JWU PR アンバサダーの協力
「フードドライブ@JWU」を多くの学生に広めるために、メンバーがデザインしたポスターや本学公式SNSで告知を行いました。また、食品ロス問題に対しての理解を深めるために、フードシステム論が専門の家政経済学科の小林富雄教授および、消費者教育が専門の被服学科の細川幸一教授にインタビューを実施し、記事の作成を行いました。
そのほか、食品の回収や配布にも携わり、配布時にはメンバーがデザインしたアンケート付きのサンキューカードを渡して食品ロス問題について学生の意識調査も実施しました。
■参加者アンケートで、93%の学生が「食品ロス問題」に関心があると回答
参加者にアンケートを実施した結果、「フードドライブ」という活動について知っていた学生は30%程度でしたが、93%の学生が「食品ロス問題」に関心があると回答しました。また、多くの学生が、本活動への参加をきっかけに「食品ロス問題」により興味を持ったと答え、86%の学生が「またこのようなイベントがあったら参加したい」と答えました。
■副学長 宮崎あかね教授(理学部 化学生命科学科)のコメント
今回のフードドライブでアンケートに答えてくださった方は105名でした。そのうち86%が「またこのようなイベントがあれば参加したい」と答えています。自由記述欄には「フードロスに貢献できていると思うとさらに意識が高まる」「一人暮らしの学生にはとてもありがたい」といった声が寄せられました。今後もフードドライブを定期的に開催して食品ロス問題について意識を高めていきます。
本学では、今後も学生とともに食品ロス問題をはじめとした社会課題に取り組んでまいります。
※1 フードドライブ:家庭で余っている食品を持ち寄り、必要とする人へ支援することで、分け合う心の醸成を図る活動のこと。
※2 JWU PR アンバサダー:日本女子大学を代表して、本学の魅力や特徴を「等身大の声」として幅広い世代に発信する学生組織。
【参照リンク】
「【フードドライブ@JWU インタビューVol.1】食品ロスを考えるきっかけに」
→
https://www.jwu.ac.jp/unv/topics/2022_1122_01.html
「【フードドライブ@JWU インタビューVol.2】食品ロスについて私たちができること」
→
https://www.jwu.ac.jp/unv/topics/2022_1125_01.html
【日本女子大学について】
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、昨年120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。多様で非連続に変化する社会において、新しい明日を共に創る人材を育てています。詳しくは、
https://www.jwu.ac.jp をご覧ください。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 日本女子大学 入学・広報部 広報課
住所: 〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1
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