青山学院大学「知財と社会問題研究所(SSP-IP)」(東京都渋谷区、所長:竹内孝宏)では、企業等が所有する知的財産を活用した社会問題解決のためのモデル構築について、さまざまな分野を横断しながら研究してる。
そのひとつに、「ゲームを活用した社会課題解決の可能性の研究」(通称TKP=鉄拳プロジェクト)がある。
今回のTKPクロージングイベントでは、日本で最初にネット・ゲーム依存の専門診療を開始した独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターの松崎尊信精神科医長をお招きし、まず現場での最先端の実践についてご講演いただく。
つづいて、プロジェクト名のもとになったゲーム「鉄拳」のプロデューサーでTKP共同研究員の原田勝弘氏(バンダイナムコスタジオ)、またSSP-IP研究員で精神分析の研究者・臨床家でもある福田大輔氏をまじえたシンポジウムでは、ゲームの生産/流通/消費それぞれの局面を俯瞰しながら、現代社会におけるゲームのありようについて、とりわけゲームへ/との依存と共存という問題について、複数的かつ複合的な視点から議論する。
【開催概要】
テーマ:現代社会とゲーム――依存と共存のあいだ
第1部 レクチャー
•松崎尊信氏(独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター 精神科医長)
第2部 シンポジウム
• 松崎尊信氏
• 原田勝弘氏(株式会社バンダイナムコスタジオ ゲームプロデューサー)
• 福田大輔氏(青山学院大学 知財と社会問題研究所 所員/総合文化政策学部 教授)
司会:竹内孝宏(青山学院大学 知財と社会問題研究所 所長/総合文化政策学部 教授)
日時:2023年1月21日(土)14:30〜16:00(講演+シンポジウム+質疑応答)14:00開場
場所:青山学院 アスタジオ地下1階ホール
http://www.aogaku-astudio.com/
東京都渋谷区神宮前5-47-11(キャンパス外施設です。ご注意ください。)
対象:民間企業、官公庁・自治体、教育関係者、学生・生徒、その他ご関心のある方
参加費:無料(先着順60名、事前登録制)
申込方法:参加ご希望の方は、下記URLから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfMAYSM9EY24Mkll0rE1JYs_QyaSs0lfJ4_KslU8N02exsAhQ/viewform
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、イベント開催方法の変更、中止となる場合がございます。
SSP-IP副所長からひと言(川又啓子 青山学院大学 知財と社会問題研究所 副所長/青山学院大学総合文化政策学部 教授)
青山学院大学 知財と社会問題研究所(SSP-IP)は、本学総合プロジェクト研究所のひとつとして2021年1月に設立されました。メインの研究プロジェクトであるTKPは、レクチャー&シンポジウム「ゲーム実況におけるコミュニケーション/ゲームが創造する新たな公共圏(2021年6月26日開催)」「ゲームはいかなる社会問題をいかに解決しうるのか?(2021年12月2日開催)」を通して、ゲームと社会との関係性をさまざまな角度から議論して参りました。最終回となる今回は、TKPとしては避けて通ることができない、ゲーム障害や依存の問題を扱います。第一人者である久里浜医療センター松崎尊信先生によるレクチャーと、それにつづくシンポジウムは、非常に興味深い内容になることでしょう。
なお、SSP-IPの研究活動は『知的財産で社会を変える』(同友館、2022年)に紹介されておりますので、是非ご一読ください。
▼内容に関する問い合わせ先
青山学院大学 知財と社会問題研究所(SSP-IP)事務局
E-mail: agu.sspip.2021@gmail.com
▼取材・撮影に関する問い合わせ先
青山学院大学 政策・企画部 大学広報課
TEL: 03-3409-8159
取材申し込みについて
https://www.aoyama.ac.jp/companies/interview.html
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/