▼調査資料
※2023年4月末までの特典あり
https://www.siemple.co.jp/document/retail_policy_investigation_doc/
■研究員コメント/シエンプレ デジタル・クライシス総合研究所 研究員 嶋津 幸太
昨今、「寿司テロ」「客テロ」に代表されるようにSNSを発端とした炎上が後を絶ちません。TikTok等の新しい動画メディアの台頭やネガティブな動画を意図的に拡散させようとするインフルエンサーの存在等、SNSリスクは増大するばかりです。
今回は東京証券取引所が定めている業種区分の中で「小売業」に該当する企業を調査しました。外食企業も多く含まれています。対象は346社、その中で一定の基準を満たしている企業は全体の1%以下(0.58%)という結果でした。小売や外食企業の炎上が世間を騒がせている中で、果たしてどれだけの企業がSNSリスクを認識して対策をとれているのでしょうか。
ソーシャルメディアポリシーやSNS利用規約は基本的な対策の一つです。必要な情報を公開していない、公開していても内容が不十分であるということはリスクに対する対策を怠っているということであり、ガバナンスに欠陥があると言わざるを得ません。とりわけ、ESGが特に重視される上場企業においてはより強化していく必要があると考えられます。SNSを発端とした炎上はあらゆる企業で発生するリスクがあります。これを機に自社のソーシャルメディアポリシー、SNS利用規約を見直し、SNSリスクに対して本格的に対策を進めていくきっかけにしていただければと思います。
■ソーシャルメディアポリシー、SNS利用規約の策定を含めたSNSリスク管理体制構築支援サービスの概要
研究所では、企業のSNSリスク管理体制構築の支援を行うべく、支援サービスを提供中です。
◯サービス内容
・SNS利用規約の策定
・ソーシャルメディアポリシーの策定
・従業員向けSNS利用ガイドラインの策定
・SNS管理者向け公式SNS運用マニュアルの策定
・クリエイティブリスク診断
・危機管理マニュアルの策定
・従業員向け、運用担当者向け、管理者向けの各種研修
・疑似炎上訓練の実施
SNSを発端とした代表的な炎上事案、企業に必要なSNSリスク管理体制の全体像、サポート内容、具体例ならびに実際の対策例などをまとめています。
また、ソーシャルメディアポリシーならびにSNS利用規約、SNS運用担当者向けの運用ガイドラインの役割や目的等も含まれています。
▼サービスの概要資料
https://www.siemple.co.jp/document/sns_risk_management_service_doc/
ソーシャルメディアポリシー・SNS利用規約は、公式SNSが閲覧する範囲を定める項目もあるため、アカウントを保有しているだけでも設定が必要です。
つまり、両方を公開することで企業のSNS上でのトラブルを防ぎ、信頼やブランドを守ることができると言えます。
ソーシャルメディアを活用するのであれば両方を明示すること、必要項目を網羅させることは企業のブランドや信用を守る上で欠かせません。
公式SNSを発端とした炎上事案に対する予防・準備を検討・実行する上で、一助となれば幸いです。
■研究所について
研究所名:一般社団法人デジタル・クライシス総合研究所
設立 :2023年1月20日
代表理事:佐々木 寿郎
所在地 :東京都渋谷区神南1-19-14 クリスタルポイントビル 2F
活動内容:
(1)国内及び関係する海外のソーシャルメディア他媒体の特性研究
(2)国内及び関係する海外のデジタル・クライシスの事例研究
(3)「デジタル・クライシス白書」の発行
(4)会員向け「デジタル・クライシス事例レポート」の発行
(5)会員向け「デジタル・クライシス研究会」の開催
(6)ソーシャルメディアの特性及び炎上リスク等を理解するための教育・研修
(7)ソーシャルメディアの特性及び炎上リスク等に関する資格認定試験の企画・運営
関連会社:シエンプレ株式会社