実践女子大学（東京都日野市、学長：難波雅紀）が、本学渋谷キャンパス（東京都渋谷区）に2024年4月開設の準備を進めていた「国際学部 国際学科」と「人間社会学部 社会デザイン学科」の設置が、正式に決まりました。「人間社会学部」の「現代社会学科」も「ビジネス社会学科」に名称変更して新たなスタートを切ります。創設に伴い必要となる本学の収容定員増加についての手続き（学則変更の認可申請）が2023年6月28日付で文部科学省から「認可」されるとともに、新学部新学科の届出申請が同省より「受理」されました。




　これにより、グローバルな女性人材を育成する「国際学部国際学科」（入学定員120人）、社会課題の解決を目指す「人間社会学部社会デザイン学科」（定員80人」の開設が正式に決まりました。
　また、「人間社会学部」の「現代社会学科」は、ビジネスで新時代のキャリアを描く「ビジネス社会学科」（定員80人）に学科名称を変更します。

■国際学部は渋谷キャンパスに設置
　新設する国際学部は、入学定員120人で本学の渋谷キャンパス（東京都渋谷区）に設置します。「グローバル人材としての活躍」を見据えて、世界で通用する英語を目標に掲げ学生の運用能力を鍛え、国際人としての素養を身に付けた女性人材を養成します。
　国際学部では、2年生全員に3か月以上の海外留学を必修としたほか、異文化コミュニケーション力を重視した教育に取り組みます。また、「⾔語・コミュニケーション」、「国際⽂化」、「⽇本⽂化」、「地域・観光」の４つの専門科目群を設け、専門性を高めます。

■人間社会学部は3学科を一括募集
　人間社会学部に新たに設置する社会デザイン学科の定員は80人と決まりました。また人間社会学部の現代社会学科（定員100人）を名称変更するビジネス社会学科は、新たな定員を80人とします。
　この結果、人間社会学部は、これまでの人間社会学科（定員100人）と現代社会学科（同100人）の２学科から、2024年度以降は人間社会学科（定員100人）、ビジネス社会学科（同80人）、社会デザイン学科（定員80人）の3学科に移行します。3学科で、「人を知り、社会を知り、ビジネスを学んで、よりよい未来をデザインする」を実現していきます。
　また、新設する社会デザイン学科、学科名称を変更するビジネス社会学科の各学生は、人間社会学部（入学定員260人）で３学科一括募集されます。1年次に人間社会学部の学生として３学科の基礎分野を幅広く履修。２年進級時に所属学科を選択します。

■4学部11学科に移行
　実践女子大学はこれら改編により、渋谷キャンパスは2024年度から文学部（国文学科、英文学科、美学美術史学科）、人間社会学部（人間社会学科、ビジネス社会学科、社会デザイン学科）、国際学部（国際学科）の3学部7学科に移行。日野キャンパスの生活科学部（食生活科学科、生活環境学科、生活文化学科、現代生活学科）の1学部4学科を加えて、本学の組織は4学部11学科となります。

■受け継がれるグローバルな視野と社会感覚
　本学の学祖下田歌子は1893（明治26）年9月から1895年8月までの約2年間、明治政府の命を受け欧米8カ国を教育視察しました。その際、下田は欧米の女子教育に感銘を受け、帰国後に一般女性も学べる「実践女学校」（本学の前身）を1899年5月に創立。多くの清国留学生を受け入れました。

　時代に先駆け、グローバルな視野と社会の諸課題の鋭敏な感覚を持った学祖下田歌子の理想は、125年の時を経て2024年度新設の「国際学部」と「社会デザイン学科」にも受け継がれます。







▼本件に関する問い合わせ先
学校法人実践女子学園
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