PwCコンサルティング、宇宙・空間産業の推進に向け横断組織発足

2024年2月1日
PwCコンサルティング合同会社

PwCコンサルティング、宇宙・空間産業の推進に向け横断組織発足
「宇宙・空間産業」のバリューチェーン全体を対象に、
産学官連携による地球規模の課題解決に向けて新規サービスを提供

PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO: 大竹 伸明、以下「PwCコンサルティング」)は、宇宙・空間産業の推進による地球規模の課題解決に向け、多様な業界知見や専門知識を併せ持つ人材を結集した横断組織を発足したことを発表します。

【背景】
昨今、気候変動や食料、資源・エネルギー問題など地球規模の課題が次々と顕在化しています。国や地域の枠を越えたこのような課題に対して、ルールや国際標準、変遷する産業政策、テクノロジーの進展を捉えつつ、産学官それぞれが事業活動や研究開発、政策立案を分野横断的に取り組んでいくことが求められています。

これらの課題解決に向けて、地球上のテクノロジーや既存の枠組みに加えて、「宇宙から見た地球」という視点からのアプローチも重要になってきています。

また最近ではロケット打ち上げコストの低下により、人工衛星による地球観測や通信利用が身近なものになっており、宇宙関連産業においても自動車産業におけるCASE(※)のような時代が到来しようとしています。

PwCコンサルティングは、これらの地球規模の課題解決に向けて、「宇宙・空間」をリアルとデジタルの双方から俯瞰した視点で捉えることで、産学官を含む複数のセクターにおける分野横断的な枠組み作りや関連産業の推進、技術開発・実証、事業活動を支援していきます。

※CASE: Connected, Autonomous, Shared-Services, Electric

【宇宙関連産業の現況】
PwCコンサルティングでは、宇宙関連産業をどのように捉えられるのか定義するため、バリューチェーンと事業エリアの2軸から事業領域を整理しています。これまでフロンティアとして捉えられてきた宇宙は、「地上」という事業エリアとして、地球上の様々な産業に浸透するところまで成長しています。
例えば、地球観測や測位、通信といった人工衛星を活用した領域については、防災やエネルギー、自動運転など地球上のさまざまな課題解決に役立っています。

そして今、その事業エリアは、「準軌道・成層圏」から「軌道上」、そして月面をはじめとする「深宇宙」へと広がりつつあり、宇宙アセットを活用する産業が興り始めています。


※サービスの詳細についてはウェブサイト(URL:https://www.pwc.com/jp/ja/services/consulting/space-industry-initiative.html)をご覧ください。

宇宙関連産業においても自動車産業におけるCASEのような革新が浸透していくことで、サイバー・フィジカル・システムに代表されるようなさまざまな活動が、リアルとデジタルの双方から分野横断的に増えていくと見込まれています。地上から宇宙までのセンサーやデバイスはデジタル技術によって横断的に活用することが容易になり、地球上のさまざまな活動が連携しつつあります。
PwCコンサルティングでは、ハードウェアやソフトウェアが融合していく中、地球上のさまざまなリアルタイムデータを宇宙から素早く収集・処理・活用していくにあたり、3次元空間情報基盤の果たす役割が重要と考えています。デジタルテクノロジーの進展によって、宇宙と地球がリアルとデジタルの双方によりシームレスに連携していく「宇宙・空間産業」が成立しつつあります。

【PwCのアプローチ】
PwCコンサルティングは、宇宙・空間産業を地球規模の課題解決策として捉えており、産学官を含む複数のセクターにおける分野横断的な枠組み作りや開発・実証、事業活動を支援します。
サイバー・フィジカル・システムに代表される多層的なアーキテクチャを規定し、政策・規制や仮想空間と現実空間における産業バリューチェーン、ユースケースを整理し、分析します。また、PwCにおける各セクターのプロフェッショナルや、5大陸14カ国のPwCメンバーファームの宇宙チームと連携し、ルールメイキングや研究開発、事業戦略を推進するクライアントを包括的に支援します。

支援テーマ例:
  • ルール・規制・国際標準戦略の策定支援
  • 空間情報基盤のグランドデザインおよび実装の支援
  • デジタルアプリケーション、次世代通信に係る技術戦略立案支援
  • 研究開発・社会実証の伴走支援
  • 宇宙・空間産業の推進、新規事業の創出支援 など

【コメント】
宇宙・空間産業推進室責任者
PwCコンサルティング合同会社 執行役員パートナー 渡邊 敏康

民間領域や公共行政領域の課題は、気候変動や食料、資源・エネルギー問題など、国や地域の枠を超えた地球規模の問題として捉えるテーマが顕在化してきています。これらの課題解決に向けて、陸・海・空・宇宙を時間軸と空間軸、サイバーとフィジカル、そして産業間を融合・連携していく「宇宙・空間産業」として捉えていくことが重要になってきています。

国内外において月面探査プログラムや小型衛星事業などの計画が進みつつある中、このような課題に対する国際標準化のルール作りやテクノロジーの進展を捉えた産業政策、事業活動、研究開発および政策立案など分野横断的な取り組みが求められています。

PwCが産業横断の知見を有する人材やグローバルとの連携を含めた宇宙・空間産業分野の専門家を結集させ、我々自身が率先して市場への見立てと注力領域を示していくことが重要と考えています。

地球規模の課題解決に向けて、宇宙・空間産業分野で多岐にわたる専門家を擁するPwCコンサルティングでは産学官を含む複数のセクターにおける分野横断的な枠組み作りや開発・実証、事業活動を積極的にサポートしていきます。

以上


PwCコンサルティング合同会社についてhttps://www.pwc.com/jp/consulting
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。

PwC Japanグループについてhttps://www.pwc.com/jp
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。
複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフ約11,500人を擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。

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この企業の情報

組織名
PwC Japanグループ
ホームページ
https://www.pwc.com/jp/ja/
代表者
久保田 正崇
資本金
1,000 万円
上場
非上場
所在地
〒100-0004 東京都千代田区大手町1‐1‐1大手町パークビルディング
連絡先
03-6212-6810

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