プロムナードの待合エリアに浦和周辺の地図をグラフィカルに表現したコミュニケーションボード


「医療法人 智健会 イーストメディカルクリニック（以下、イーストメディカルクリニック）」（理事長 島村智崇）は、2024年2月14日（水）浦和PARCO ７階 のクリニックモール内に移転オープンいたしました。目指すのは、未病〜治療後まで寄り添い、地域の方々の健康をはぐくむクリニックです。

乃村工藝社は、移転準備のための建築/設備コンサルティング、リブランディング業務・ VI開発、設計デザイン・施工業務を担当しました。

左：清潔感と温かみを感じさせる一般外来受付 右：おもてなしを感じさせる落ち着いた健診受付

スタッフのオペレーション・利用者の動線を考慮し、 「一般外来」と「健診施設」それぞれの受付を設けました。内装デザインは、クリニックモールのやわらかさを感じさせる環境デザインと親和性を持たせつつも、
それぞれの利用者に合わせ、２つが違った表情を見せるようなデザインを意識しました。そして、２つがつながる待合エリアに向かっていくプロムナードに、マテリアルのグラデーションをつくり、各々の要素が融合していくような空間としました。また、待合エリアにコミュニケーションボードを設置することで、ちょっとした時間にもスタッフと利用者との交流が持てるような工夫も施しました。

イーストメディカルクリニック「私たちの使命（＝ミッション）とVI」の開発について

私たちの使命(＝ミッション)について

リニューアルにあたり、現場スタッフの方々にインタビューを実施し、クリニックが持つ「らしさ」や「強み」「想い」などをヒアリングしました。インタビューを基に、「医療の本質と人の温かさを備えた姿に、信頼と安心を感じて地域の人々が集まる場所」が、クリニックのあるべき姿であると設定。

実現のための指針として、「EAST MEDICAL CLINIC」の「E・A・S・T」の4文字に「私たちの使命」としての意味*を込め、リブランディングの核になる思想としました。※Essential／Accessible／Social／Thoughtful

VI開発について

ロゴマークはクリニックの名称であり、新たな使命でもある「E.A.S.T」を、一つに重ね合わせ作製しました。これは4つの使命が一体となり、価値を生み出す姿勢と、地域の皆様にスタッフが寄り添い、共に歩み続ける姿を表現し、ロゴとして内外に発信する役割を担っています。
本質的かつ、あらゆる人が親しみ感じるよう、シンプルでありながら芯のあるデザインとしました。上記の「使命」やロゴマークは、社訓カードや封筒といったアプリケーションにも展開し、統一されたブランドイメージを構築しました。


E.A.S.Tの文字が重なるロゴマークに合わせ、施設内のガラス面にオリジナルのグラフィックを取り入れました。また、ロゴマークにある繋がりの表現を踏襲し、施設内のピクトサインや室名サインもやわらかな接点を持つグラフィックとしています。また、単調になりがちな更衣室も繊細な色差であしらわれたロッカーで
クリニックの持つ細やかな思いやりの思想を表現しています。

E.A.S.Tの文字が重なるロゴマークに合わせ、施設内のガラス面にオリジナルのグラフィックを取り入れました。また、ロゴマークにある繋がりの表現を踏襲し、施設内のピクトサインや室名サインもやわらかな接点を持つグラフィックとしています。また、単調になりがちな更衣室も繊細な色差であしらわれたロッカーでクリニックの持つ細やかな思いやりの思想を表現しています。

乃村工藝社 プロジェクトメンバー